大人オリジナル小説

帰宅ラッシュ【BL、R18】
日時: 2020/02/14 12:56
名前: 降宮

「17時30分発、各駅停車、Y駅行き。電車が参ります」
 アナウンスの後、開いた扉から乗客が流れ込む。押し潰されそうな圧迫感から逃れるために壁際に移動する。『彼』が今日もいることを期待してネクタイを外し、制服のボタンを第2ボタンまで開ける。これが、優のルーティーンだった。
「……っ……!」
 肩にそっと手が触れる。背後の彼からの合図に小さく頷くと、その手はゆっくりと腰に回された。
「…………んっ……」
 腰から脇腹へと上がってくる手。あばら骨の1本1本を指でなぞりながら、優の待ち望む場所へと近づいてくる。
(はやく……はやく触って……)
 優の思いを見透かしたように、指がそっと乳輪を撫でた。くるくると円を描く指の動き。それなのに1番触ってほしい箇所はたまに掠めるだけ。もどかしさと期待に優の体が震えた。
「あ……んっ……!」
 ガタン、と電車が揺れる。その弾みで指が乳首を跳ね上げた。焦らされ続けて、不意打ちで与えられた快楽につい声が漏れてしまう。優の理性を溶かすように、そっと指が乳首の上に置かれた。
「ん……ひぁ……!あぁ…………」
 電車の振動とともに乗せられた指が震える。整備不足のでこぼこな線路を走る車体が揺れる度に、指は乳首を蹂躙した。
(声……我慢できない……!)
 周りにバレたら自分も彼も終わりだ、となけなしの理性が警告する。このまま彼にすがりついて思いっきり喘ぐことができたら、どんなに気持ちいいだろうか。
(あ……もうすぐあの場所だ……)
 優の体が期待で強張る。手で口を押さえてぎゅっと目を瞑った。
「んぅ……!あんっ……あっ……!」
 帰るまでの道のりで1番カーブがきつい場所。勃起した乳首が優しく摘ままれる。彼はいつも、このカーブで乳搾りでもするかのように乳首をいじめ抜く。焦らされた体に与えられる暴力的な快楽に優は為すすべもなく、崩れ落ちた。
(意地悪だ……こんなことされたら……!?)
 優の体を支えるように、股の間に彼の太ももが滑り込む。
(だめ!この体勢は……!)
 力の入らない体を彼の太ももが支える。自重と電車の振動で優の股間に甘い刺激が訪れた。
「んぁっ……!」
 逃げられない体勢に泣きそうになる。押され、擦られるうちに下着がぐっしょりと濡れていく。
「あっ……あっ……ひあっ……!」
 両方の乳首をぴんっと弾かれ、股間にはぐりぐりと摩擦が加えられる。初めての三点責めに優は必死で声を抑えた。
 

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Re: 帰宅ラッシュ【BL、R18】 ( No.16 )
日時: 2020/05/02 22:31
名前: 降宮

 先程とはうってかわって柔らかい雰囲気の柊に困惑しつつ優は彼を見つめた。柊は恋人に向けるような瞳で向かいの椅子に座ると落ち着いた声で問いかけた。
「君はセックスは初めてですか?」
 ぽん、と効果音がつきそうな程真っ赤な顔になった優を見て、初めてですねと笑う。
「では今日は慣らすところから始めましょうか」
 柊は立ち上がって優の腰に腕を回した。優はされるがままに誘導され、ベッドの前に立った。
「服、脱いでください」
 耳元で囁かれてびくりと肩を震わせる。おずおずとボタンに手をかけて一枚一枚脱いでいく。彼の視線を感じながら意を決して下着を脱ぎ、生まれたままの姿になる。
「いい子ですね」
 じわり、と染みのように歓喜が浮かぶのを感じながら、そっと柊に近づく。壊れ物を扱うように抱き上げられてベットに向かい合って座る。
「怖かったら言ってください。いつでも止めますから」
 柊の言葉に頷く。彼の顔が近づいてくるのを見て優は静かに目を閉じた。

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