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Re: 【ただの独り言雑談】×【西方見聞録と国内編】の伝記 ( No.125 )
日時: 2023/10/02 14:44
名前: メテオール (ID: YOiERuKP)

【国内編・雑談:@】
A:伝説巨神イデオンの話
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A‐@:『伝説巨神イデオン』を考察してみよう
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《『伝説巨神イデオン』の考察と日本神話の相関性》
神話というものは、日本神話(古事記・日本書紀)に関わらず、世界中で何処にでも似たような話が重なっていることがあります。
世界各地で偶発的に起きた現象となるのか、それとも伝承されてきたものか、概ね10ある物語・設定の内1〜2くらいは、似通っているのかもしれません。
(伝承となる場合、その原点はインドかなあ・・?)

例として:
・ヤマタノオロチ(八岐大蛇)伝説
縄文時代より縄文土器には、蛇が描かれている。
蛇神信仰のあった日本では、完全なる独創的な設定である。

・九頭竜伝説
9つの頭を持つ龍(元は蛇かと思われる)となります。
この場合は、ギリシャ神話のヒュドラ、若しくはインド神話(9つの頭を持った蛇いたっけ?)の何かであろうかと思われる。
(これは伝承?)

神話に於きまして重要なことは、神話性(外延)から窺える国家・社会(内包)、つまり哲学・倫理・思想を如何に教訓として受け留めるか。
神話の見方は人それぞれかと思いますが、現実的か非現実的かを観ていくのではなく(観て感動しても良いけど)、何らかの合理性の為に筋道が良くも悪くも人智を超えた物語・構成にある。

ここでの合理性と筋道が、哲学・倫理・思想の原点かと思われる。
少なくとも日本神話には、そのような感性と精神性から構成された雛形として窺えるのである。

以上:
私見となります。

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《『伝説巨神イデオン』を観る》
思わぬところで神話の話があって、再確認した。

スサノオとヤマタノオロチらしきものの神話の登場である。
頭が8つだから、間違いなくヤマタノオロチでしょう。
(果実の話は、旧約聖書かな?)

神話との関係。

バッフクランに伝わるイデの伝説。
イデの伝説が生まれたソロ星(ロゴ・ダウ)。
バッフクランもソロ星も地球を名乗っている。
こういう関係なのね。

因みに(飽くまで、イデオンの設定です。)
スサノオがヤマタノオロチに敗れた時の話まで作られていたとは驚きである。
その時は、スサノオもヤマタノオロチも消滅して星になるらしい。

そして、無限力の存在。
これが『伝説巨神イデオン・接触篇』のテーマなのかもしれない。
それにしてもコスモは、キビキビしてて良いですね。

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《伝説巨神イデオン・発動篇》
感動したわ〜。
何という壮絶、且つ壮大なスケール。
確実にアニメ作品トップ5に入る最高傑作である。

すぎやまこういち氏が音楽を手掛けている点も見逃せない。

戦闘中の残酷なシーンは泣けてくるが、最高潮を迎えた後の全員が魂(天使?)に戻った時、何か肩の荷が下りた澄み切った気分になる。
そして、唯一の生存者メシア(次の文明の人類・救世主?)により、新たな文明が誕生するのである。

その後の海の渦巻き描写は、日本神話に於けるイザナギ・イザナミの矛で混ぜ混ぜ日本建国を想起させる。
イザナギの持つ矛から滴る雫は、星(地球)と解釈出来るものであろうか。
エンディングの場面である。

劇場版『伝説巨神イデオン』の『接触篇』と『発動篇』を観る時は、下準備が必要ですね。
ある程度、その下準備(設定や物語の流れ)を理解した上で観ると(特に『発動篇』)、もの凄く感動するかもしれない。

それにはまず『日本書紀』『古事記』を理解すると、より一層理解を深めることの出来る作品となっている。
(CGSにある小名木善行さんの古事記の動画が一番良いかも。)
序でに、初代の『機動戦士ガンダム』の劇場版を予め観ておくと、流れとしてはばっちり。

富野由悠季さんの目指した富野式(冨野イズム?)とでも言うのであろうか?
格段に理解度が増すこと間違いなしである。

余談として:
ハンドルネームのメテオール(流れ星・星のかけら)がこんなところでも発動してしまっていたとは。
勿論、偶然ですよ。

そもそも、ここまで誰もイデと日本神話との相互依存性に触れていない点が(調べても出て来ないんだな)・・何で?
それとは別にある、独創的な哲学の観点も見逃せない。
(もののあはれ。)

そんな訳で『伝説巨神イデオン』の考察と日本神話の相関を、項目を作ってみよう。

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《『伝説巨神イデオン』第3話を観る》
手に汗握る展開。

おや?
ソロシップがバリアーを張って、ルウ(赤ん坊)を守ったぞ。
イデとは何であるか?
その存在の1つの結果が表れた場面である。
無論、まだ謎は解き明かされてはいない。

観れば観るほど面白くなっていく作品ですね。
この作品は『創成』というテーマなのかな?

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《『伝説巨神イデオン』第5話を観る》
7:51にハロとブライト・ノアらしき人物がいる。

『アニメメカ解説ch【ジュニオチャンネル】』の動画『聖戦士ダンバイン』編を観てても思ったんだけど。
この切なさ・はかなさから来る美学を一言で表すなら何でしょう?

《もののあはれ》
日本にしか存在しない美的感覚なのか、他に当てはまる表現がないように思える。

今回の見どころは、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の登場である。
ヤマタノオロチ退治の者は、素戔嗚尊(スサノオノミコト)で確実でしょう。
女性は誰であるか?
本来なら、稲田の女神・櫛名田比売(クシナダヒメ)であるところが、天照大御神(アマテラスオオミカミ)になっている。
岩戸(天岩戸)らしきところから姿を現しているのも関係しているのだろうか?

古事記・日本書紀では、アマテラスオオミカミとスサノオノミコトが結ばれて天忍穗耳尊(アメノオシホミミ)が誕生することとなる。
これは最近、学会にて150年の論争に終止符を打った内容とされている。

つまり、男系男子(万世一系)の流れを汲む、天皇家の話を確実にしたものでもあるのだ。

『伝説巨神イデオン』を制作時から富野由悠季さんは、アマテラスオオミカミとスサノオノミコトを夫婦という物語設定にしていた時点に驚愕である。

従来は、アマテラスオオミカミとスサノオノミコトは姉弟であって、伊邪那岐命(イザナギノミコト)の左目から生まれたのがアマテラスオオミカミであり、鼻から生まれたのがスサノオノミコトとされている。
因みに、右目から生まれたのが月読命(ツクヨミノミコト)とされている。
アマテラスオオミカミ・スサノオノミコト・ツクヨミノミコトの三柱を三貴子(三貴神)と呼ぶ。

補足として:
三貴子(三貴神)のずっと上にいる神(最高神?)は?
高天の原(たかまのはら)に最初に登場した神。
アメノミナカヌシ(天之御中主)・タカミムスヒ(高御産巣日)・カムムスヒ(神産巣日)の三柱を造化三神と言います。

ここ豆知識:
果実の話もありましたね。
アダムとイヴの禁断の果実なのかな?
あるとするなら旧約聖書のそれしかない。

女性の誕生はイヴとされているけど、実はリリスが最初なのである。
最近は絵画とか神話とか、そこそこ観てるから覚えちゃってるんですよ。

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複雑になってきたので、見易くする為に目次を作成しました。
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