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- 【ただの独り言雑談】×【西方見聞録と国内編】の伝記 ( No.35 )
- 日時: 2024/01/18 19:29
- 名前: メテオール (ID: YOiERuKP)
【西方見聞録:D】
W:色々あるわけだ
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はじめに:
日本にいては成り立たない、ちょっとした文化的な差異みたいな会話でしょうか。
ユーモアもあれば厳粛な一面もある。
どちらに重きを置いて自身が語っているかは、ご想像にお任せします。
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W‐T:日本の枠では語りきれない話
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《芋ジャージ》
意外なことに芋ジャージを着た娘をベルリン地下鉄の電車内で見かけたことがある。
電車の長椅子にて1人でポツンと体育座りしてる、その緩さ故の天真爛漫さ。
「微妙に日系の入ってる白人かな?」
と、そう思わせたのには、理由がある。
白人、取り分けドイツ人は、地べたに座る文化は無い。
体育座りという概念は、存在しないのではなかろうか?
知っている限りでは、アメリカ人とスペイン人だけは、白人でも地べたに体育座りをするのだ。
アメリカ人は暇そうな時に体育座りをするし、スペイン人は酔っ払って動かなくなると、部屋の隅っこにて、こじんまりと体育座りするのを見かけたことがある。
これと言って、拒絶感を覚えていない様子だ。
例外にして、公園等の公共の場では、他の白人でも座りますがそれは、胡坐であり女性座りなのであって、限定された環境に於いてである。
(公園の階段とかもそうかな?)
日本で見慣れているジャージだけに、日本にしか存在しないと普通なら思う訳である。
とは言うものの『ジャージ』と和製英語を使用してる時点で、日本起源にはないことくらいは頭に浮かぶもの。
他に例外として。
ラジカセ・ウォークマン・エレキギター・テレビ等々。
日本から発明品されたものは沢山ありますが、どういう訳か英語の為、一概にそうとも言えないところもある。
「日系かな?」
こちらにそう思わせてしまう要因としては、十分であった。
あの国、日本人が懐かしいのか、国籍問わずに日系欧米の白人が偶に会いに来るのだ。
日本を知りたいのか、時々ドイツ語や英語を喋れる日本人を探している様にも見えた。
端的に言えば、その芋ジャージを着た娘は、そういった類の者と認識した訳である。
艶やかな黒髪は白人特有の髪質、そして黒系の大きな瞳に(薄暗い環境だから、よく見たら青系かもしれない)、肌は極めて白く雪の肌と呼べるものであろうか・・然し、そこはかとなく自然体にあって大仰としたものではない。
容姿は、若干堀の深い端整な顔立ちをしていた。
「誰に似ているのか?」
幾人か見かけた日系白人から総じて
「この娘もかな?」
と、思った。
日系ハーフの白人であるなら、十分な要素である。
「芋ジャージではるばるドイツまで来たの?
それとも誰かに借りたのかな?」
電車の中でその娘とは5メートル程離れた場所から、背を向けた状態に立ち、そんなことを思いながら外を眺めていた。
(相変わらず、落書きだらけの汚い街だ・・と思いつつ。)
別に満員という訳でも無いのですが・・、寧ろ、空席の散見される取るに足らない日常。
そこは、満員電車という東京の地獄文化により身に付けている、ドア手前・椅子の横というベストポジションに立つというものであった。
尚、身に付いていても慣れるものではない。
それが混雑時に於いて、東京ではポールポジションであることを欧米人は知る由もないのであった。
違和感のある出来事だから調べてみた。
芋ジャージの起源はなんと、欧米ではありませんか。
言葉の由来については、諸説あるようです。
参考:
『あのジャージに入っているライン(線)は何由来!?なぜにあるの?』
https://www.himazing.com/2662.html
意外性のある様々な由来があり、大変に面白い話であると共に驚きもあった。
日本を起源に持つ日本専用ジャージだと思っていたもの。
まさか日本で『芋ジャー』等と呼ばれているとは、欧米人も思いも寄らないのではなかろうか?
ドイツも『芋ジャー』とか言ってたら流石に笑えるが、そもそもサツマイモがドイツにあるのかが疑問である。
(調べたらサツマイモあった。)
あの娘は、一体何だったのだろう?
やはり、国籍問わず日系欧米人が偶に会いに来る、その1人だったのではなかろうか?
芋ジャージとは?
『芋ジャージとは、学校指定のものなどによく見られる、良く言えば質実剛健、悪く言えば野暮ったいデザインの赤ジャージ。
良く使われるカラーリングがサツマイモの皮の色(赤紫色)を想起させることもあり、こう呼ばれている。』
とされている。
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《こたつ:@(伝播)》
日本の誇る、最強のぬくぬく暖房器具である。
色々と遊べる(だらけてしまう?)環境に変貌してしまう、快適なお手軽(悪魔式)暖房器具みたいなところに愛嬌がある。
その姿から『こたつむり』とも呼ばれる。
勿論、エアコンや電気敷布・電気毛布等も機能性は抜群であって、一般的に普及されている先端の快適器具ではありますが、言いたいことはそういうことではない。
これと言ってそこは文化的では無く。
尚、文化的な根幹は暖炉なのかもしれません。
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《こたつ:A(伝播)》
日本に起源を持つ暖房器具には『こたつ』の他に、日本式暖炉として『囲炉裏』と『火鉢』がある。
そこまで行くと根幹をなした文化的器具としては、本格的にあり過ぎて欧米の環境に適さない為、少々織り込みに難を示すのではないかと思われる。
それでなくても欧米には、西洋式暖炉があるからだ。
但し、暖炉の通なら話は別となります。
そこで登場するのが、お手軽暖房器具『こたつ』なのだ。
これがどのような暖房器具であるのか、欧米人に教えることは殊の外に苦労するものであった。
絵を描いて説明すれば簡単である。
それでは芸が無くつまらない。
仮に絵を描くなら、急を要する者を除けば『結果として見せる為』若しくは『最終手段(説明不可と見做した場合)』であることが望ましい。
相手が何を想像しているのか、或いは、どのように説明していけば良いのか、他所の国では良い学びになる。
相手に理解させる、及び、相手が理解しようとしてお互い集中しているせいか、顔が幾分接近してしまう事もありますが、そこに特段下心は無い・・かな?
欧米では『こたつ』という名称がぬくぬくと伝播されている。
教えた甲斐はありました。
(*^∀^*)ノ{めでたしめでたし♪
『猫ちゃん専用こたつ』なるものも、現在では一般的に普及されているようです。
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