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【ただの独り言雑談】×【西方見聞録と国内編】の伝記 ( No.49 )
日時: 2023/10/01 17:08
名前: メテオール (ID: YOiERuKP)

【西方見聞録:D】
W:色々あるわけだ
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はじめに:
日本にいては成り立たない、ちょっとした文化的な差異みたいな会話でしょうか。
ユーモアもあれば厳粛な一面もある。
どちらに重きを置いて自身が語っているかは、ご想像にお任せします。

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取るに足らない平凡な話な為、少々文学的に色を付けてみようかと挑戦してみる。

W‐V:日本の枠では語りきれない話
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《第一篇》
ドイツ版のギャグかな?(日本版「遅刻する食パン少女」)
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週末明けの酷く薄汚れた朝のこと。

おもむろにベッドから起きた私は、その気怠さを身に纏いながら、酔い覚ましのコーヒーを淹れる為に居間へと向かった。
冬は暖炉(西洋式)の残り火のおかげか、幸い居間は朝でも仄かに暖を取る事の出来る日常である。
居間には、日差しを浴びる事の出来る窓が1人用、ソファーの傍に取り付けてあるものの、この街は年中曇っている為に居間全体の薄暗さは拭い切れない。

ソファーには常時毛布が置かれており、それに包まりながら座ってよく寛いだものである。
コーヒーを飲んだりパンを食べたりと共有してはいたが、今思えば、その人間味のある快適な空間に於いてソファーの争奪戦になったことは無く、席が空いたら何となく順繰りに皆座り寛ぐのであった。
ビール文化だけにビールをよく飲む日常の為、その準備に抜かりの無い国民性だが、それを打ち消すコーヒーが居間に香りを立たせている。

他所の家に行けば独特な部屋の匂いというものは、必ず何処にでも存在するものだ。
そんなものであろうか?
薄暗くも落ち着いた空間は、毛布とコーヒーそれに暖の取れた香りによって、居心地の良いインテリアの一部となっていた。

序でにトイレの話をすると『七転び八起き』というお洒落な提灯が飾っている。
そして何故か、電灯は赤い。
これは一体・・どういう効果をもたらしているのだろう?
(あいつらは何を考えているのか、本当に分からんところが時々ある・・。)

欧米の友人達は、まだ家で寝ているのだろうか?
時計で例えるなら、時間は永遠、且つ、平等に与えられた絶対的な普遍性。
人に備わっている時計は、まるで電池が切れているかのように・・それは、体内にアルコールが侵入したせいでバグが生じたかの如く。

欧米人は生を満喫する。
「せっかく外国(海外)に来たのだから。」
自国との文化の相違に、心をときめかせて。

何処からともなく見知らぬ友人を大勢連れて来ては『わちゃわちゃわちゃわちゃ』。
この街の世紀末な世界観で何かを見つけたのか、生を満喫しているように見え、気が付けば私もそこに参加させられていることは、しばしば。

今のところ、欧米人も電池が切れているかのようだ。

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どうもベルリンという街は、年中曇っているせいか、気分が物憂げになる。
「我々は、いつも輝いている訳ではない。」
 このベルリンの天気のように、曇天に晒されていることの方が多いのだ。」
斯様な表現がなされている灰色(グレー)な街だけに、本当にほとんど曇っている。
そして1年を通して非常に寒く、日没は早いせいか、暗くなる時間帯が長いのだ。

勿論、夏になれば暑い日もありますが、せいぜい2か月だ。
「暑い」と言わせる程の期間は、2週間位であろうか。
極寒の地の為、冷房の設備は無く。
それでも、湿度は常に低く乾燥している為、暑さだけなら我慢は出来るのであろう。

恵みの太陽に良い天気。
故に『暑い!!』という概念が無いのだ。
確かにそれを言葉にして発したところで、何ら状況が変わる訳でもなく・・無駄な労力である。

極寒の地の国民性なのだろうか、どんなに暑くても何が何でも意地でも『良い天気』『暖かい』と言い張る。
『暑い』ではないのだ。
前向き(ポジティヴ)なのか何なのか、よく分からないのである。

そうだ!
今日は、ランクヴィッツに住んでるAに会いに行く日だ。
上から目線で語るがこの人物、この街では、私以外に存在する数少ない日本人にあり、なかなか役に立ちおる。

他に数少ない日本人としては、同様にBが良い助けをしてくれる。
Bは芸術家であるせいか、ちょっと風変わりな普通の人と変わっているようにも見え、それは得意とするものに反映する才能を持っているように思えた。
いや・・、単純に関西の人間だから変わっているのでは?

試しに『右に左折』が出来るか頼んでみたら、体の動きで表現してくれた。
それについて考えてみたのだが、直進を加速して右を向きその摩擦力によるドリフトが左折していることで、理論上『右に左折』していると思われ、可能だが・・実にしょうもない理屈である。
Bは頭脳明晰なのか理解していたのか分からないが、瞬時にそれを体現してみせたのだ。
それよりもその動きが面白くて、とにかく笑いが止まらなかった。
普通に『右折』で済む話なのですけどね。

それにしても、外は相も変わらず寒い。

《第二編》  
・ドイツ版のギャグかな?(日本版は「遅刻する食パン少女」)( No.124 )>>124
へと続く。

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複雑になってきたので、見易くする為に目次を作成しました。
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目次:
【西方見聞録:@】《漫画・アニメ・発明品》篇はこちら( No.3 )>>3
【西方見聞録:A】《研究・開発》篇はこちら( No.110 )>>110
【西方見聞録:B】《ブランド》篇はこちら( No.113 )>>113
【西方見聞録:C】《海外情報:@》篇はこちら( No.167 )>>167
【西方見聞録:D】《海外情報:A》篇はこちら( No.169 )>>169←←←《関連項目はこちら》
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【色々と役に立つ情報:@】はこちら( No.117 )>>117                        
【色々と役に立つ情報:A】はこちら( No.122 )>>122
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