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- Re: 【ただの独り言雑談】×【西方見聞録と国内編】の伝記《音楽篇》 ( No.25 )
- 日時: 2023/10/20 12:40
- 名前: メテオール (ID: YOiERuKP)
【国内編《音楽》:@】
《メタル篇》(ギタリスト篇)
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T‐V:ジョージ・リンチ:@
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ジョージ・リンチの話をしていこう。
@:Dokken(ドッケン)第1期【前篇】
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《Kiss Of Death(曲)》
アルバム『Back For The Attack』より。
・巨匠であり鬼神と呼ばれたギター・サウンド
それまで聴いたこともない程の巧みな前奏、そして中盤は物語性のあるソロとして何処を聴いても圧巻だ。
彗星の如く現れたギター・サウンドは、当時のメタル界に速弾きとして脚光を浴びることとなったが、それだけではない。
尻切れトンボな感じに纏める後半のソロ、それでも更に伸びるサウンドに巧みさが窺える。
力強い旋律にあって然し、それは計算し尽くされた構成なのだろうか。
メタル所以とはいえ、誠に独創的な表現技法にある。
間奏・ソロの中には終始、のらりくらりと交わすような旋律が流れるかと思えば、突如として鋭く牙を剥いたかのように襲い掛かる、動的な旋律として強力な印象を残す。
カミソリギターは、さながら生物の動きを見せる。
・流麗さが具現化され、且つ荒ぶる旋律とは、精神性から来る神風か。(神風ギター)
・神獣の様相を呈しての、攻撃性から来る野生生物か。(パープルタイガー)
・何か邪悪なものと対峙する死神か。(スカルギター)
映画『エルム街の悪夢3』の主題曲として収録されたアルバムですからね。
・ジャケットに登場するホラー系のおどろおどろしい蛇か?(パイソン柄)
後のリンチ・モブとの繋がりとしてみるのであれば。
アルバム・アートワーク(アルバム『Back For The Attack』)から想像するに、根源となる概念は『火の鳥』でありたいところは、もう1つの私見にある。
どちらにせよ、理論の原点となるものは、ヴィヴァルディ(クラシック)から来ているものと推測する。
(本人が自覚していたかは、分かりません。)
また、感覚で弾いているかの如き合わせ技に聴こえてくるところは、もはや神業である。
躍動が魂と化して揺らぐ。
ジョージ・リンチのギター旋律を敢えて、何らかの音楽理論に落とし込むとするならば、ヴィヴァルディの理論に近しいものであると思われるが、果たしてどうであろう?
参考:
【国内編《音楽》:A】
《理論かな?》
Y‐T:『聴き減りのしない音楽』とは?( No.41 )>>41
Y‐U:ヴィヴァルディ(西洋音楽史)( No.42 )>>42
:《リトルネロ形式》
:《間奏・ソロにて『小鳥のさえずり』『小川のせせらぎ』を表現》
疾走感から生み出されるキレのあるギター・楽曲、そこより畳み掛けてくる攻撃性は息つく暇もなく、緊張感が終始一貫している。
そうでありながら、耽美な流麗さを持ち合わせているのだ。
巨匠・鬼神・鬼才と呼ばれるも、宜(むべ)なるかな。
『dokken kiss of death』
https://www.youtube.com/watch?v=CAi2R9NxMnU
傑作ですね。
未だに聴き減りしない曲の代表です。
後のライヴ盤『Beast From The East』より。
グラミー賞にノミネートされたアルバムです。
この曲調こそが、ライヴ盤として命名された『獣(Beast)』であって咆哮なのであろうかと。
かなりの技量が凝縮されたギター演奏として実感出来る。
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《Without Warning - Tooth And Nail(曲)》
アルバム『Tooth And Nail』より。
始まりの「Without Warning」たった1分35秒かそこらの曲にも拘らず、身の引き締まる思いになる。
そして一瞬の沈黙が流れ、続く「Tooth And Nail」へと続く。
一瞬の沈黙。
間という無音は音色であろうか、無音を旋律と捉えるべき空気とは?
引き込まれる、一瞬の沈黙である。
(う〜ん、哲学。)
突如として攻撃的な楽曲は、スラッシュメタルでもパワーメタルでもない、ヘヴィメタルの正攻法にある。
疾走型の旋律から生み出される攻撃性、そこに叙情的な美旋律を繰り広げるアーティストは、そうはいない。
『Dokken - Without Warning / Tooth And Nail』
https://www.youtube.com/watch?v=XTW5sQ3-HRw
音楽性に於いて色というものは存在すると思われるが、この頃(全盛期)のジョージ・リンチの音楽は、色が正に「電流」「稲妻」「雷撃」なのである。(何?それは色ではない?)
エレキギターのエレクトリック感とは、こういうものかと思う。
或る物に魂を吹き込んだ「Beast(神獣?)」であろう『動的』な音色(旋律と動作)は、私的に感受させるものがある。
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《Mr. Scary(曲)》
アルバム『Back For The Attack』より。
同様、お気に入り曲です。
ドッケンを知っている者なら必ず挙げられる代表曲。
多彩な技を繰り広げている、謂わば『集大成』とも言える曲であろう。
指弾き以外の技術なら、ほぼ網羅されている曲かと思われ、表現者としてはやはり超一流である。
『Dokken - Mr Scary』
https://www.youtube.com/watch?v=XkVW1pHs0LY
基本的にギター1本で弾けるようになっている曲ですが、ギター2本でシンクロされた旋律(スタジオ盤)と音(音作り)が素晴らしい。
究極・至高とは、正にこのことを言うのではないだろうか?
アルバム『Back For The Attack』『Tooth And Nail』は名盤ですから、メタル好きなら必聴です。
『Under Lock And Key』やライヴ盤の『Beast From The East』も有名ですね。
全盛期はここまでか?
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(*^∀^*)ノ>>【後篇】( No.26 )>>26へと続く。
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目次:
【西方見聞録《音楽》】はこちら ( No.1 )>>1
【国内編《音楽》:@】はこちら ( No.2 )>>2←←←《関連項目はこちら》
【国内編《音楽》:A】はこちら ( No.3 )>>3
【国内編《音楽》:B】はこちら ( No.81 )>>81
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【色々と役に立つ情報:@】はこちら ( No.53 )>>53
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