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- Re: 【ただの独り言雑談】×【西方見聞録と国内編】の伝記《音楽篇》 ( No.73 )
- 日時: 2023/09/27 10:55
- 名前: メテオール (ID: YOiERuKP)
【国内編《音楽》】
《日本人作曲家(クラシック)》篇
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Y‐X:世界的な日本人作曲家になれる?
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《渡辺宙明》
はじめに:
『音楽』『言語学』『特撮』・・どこの枠に書き留めていけば良いのやら。
3つの項目からそれぞれ内容・質もほぼ同位にあり、非常に難しいところに置かれる。
渡辺宙明氏の追悼の意も表して、ここ《音楽篇》に記録していこうかと思う。
日本にしか存在しない音楽理論・発明がありますので、貴重な作曲家かと思われる。
参考:@
【西方見聞録:A】
U:言語学《日本語篇》
U‐T:日本語の特徴( No.174 )
U‐U:漢字は日本人によって発明・発展させた ( No.178 )
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別スレにある《本編》
『【ただの独り言雑談】×【西方見聞録と国内編】の伝記』を参照。
『言語学』繋がりとして《渡辺宙明》編では『大和言葉』の内容があります。
参考:A
【国内編・雑談:A】
D:特撮の話でもしてみようかな
D‐@:現代に於いて何か学べるところはあるだろうか?( No.114 )
↑ ↑ ↑
別スレにある《本編》
『【ただの独り言雑談】×【西方見聞録と国内編】の伝記』を参照。
『特撮』繋がりとして《渡辺宙明》編では『イナズマン』シリーズを上げています。
偶々観てて考察してたものですから『イナズマン』を作品の代表として。
余談として:(特撮の序で)
渡辺宙明氏の関わっていない作品ですが。
2023年5月より『仮面ライダーV3』も動画にてプレミア公開しているから、こちらも参考に。
これがまた、かなり面白い。
訃報:
『amass』より
『アニメ・特撮音楽の巨匠 作曲家の渡辺宙明が死去』
https://amass.jp/158747/
ご冥福をお祈り申し上げます。
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大葉健二さん・伴大介さん(伴直弥)・宮内洋さん、特撮の世界ではこちらの御三方を知らない者はいないでしょう。
その傍らで、特撮世界の音楽を作り続けてきた人物が渡辺宙明氏である。
唯一無二とは、まさにこのことかと思える曲調。
音楽理論の技を1つでも編み出したなら、音楽史に残るだけの功績にあると思われ、それを2つも編み出している点は記憶しておきたい。
《作風》
マイナー・ペンタトニック(2、6抜き短音階)を核とする場合が多く、前奏、BGMでは、ブルーノートも使用。
その音楽は宙明節(ちゅうめいぶし)・宙明サウンドと呼ばれる。
主題歌の最後の音を最高音で持ってくるなど、音響心理学的な盛り上げ方を得意とする。[独自研究?]
歌詞と歌詞の隙間を埋めるかのような独特の擬音(「バンバラバンバンバン〜」「ダダッダー!」「バンババン〜」「ガンガガン」「ザンザンザザン〜」「イェイイェイイェ〜イワ〜オ!」など)を取り入れたスキャットが挿入されるのも宙明サウンドの特徴の一つである。
これらのスキャットに限らず、渡辺は掛け声やフレーズを後から付け加えることがある。
渡辺は、歌詞に言葉が足りないと感じた時にスキャットやフレーズの繰り返しを用いると述べている。
(Wikipediaより)
スキャットとは?
『「ラララ」「ルルル」「ダバディダ」「シュビドゥワ」といった歌詞の代わりに意味のない音声で即興的にメロディーを歌うこと』
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《音楽・特撮から見た大和言葉(言語学):@》
『イナズマン』で考察してみよう。
主人公のイナズマン役は、伴大介さん(伴直弥)。
物語は50年後の人口増加に備えて現れた『新人類』と呼ばれる、優れた(?)人種・ミュータントから始まる。
調べてみると1973年の制作となっているから。
あっ・・今年(2023年付)の話ですね。
・BGMのおどろおどろしさ
さり気なく大人風味のサウンドを醸し出しています。
ここでの音楽担当が、有名な渡辺宙明さんでもある。
・効果音(金属音)
最近の特撮を観ていないから、斬新かどうかは何とも言えません。
『イナズマン』を観て思ったのが、鋼鉄感のある打撃音もであり、そこがまた常人とはかけ離れた力強さを上手く表現している点は、見逃してはならないところ。
考察してみたら、色々と技を繰り広げている特撮である。
渡辺宙明氏の音楽性は、世界的に見ても珍しい音楽であるから、実は大変貴重なのではないかと思われる。
場面場面に於いて、しっかりその場の雰囲気ある曲を作る。
当たり前と思われる、その当たり前の難しさ。
独特な音楽性は、色濃く故に、且つしっかりやりきることにより、特撮の象徴として作品を想起させる音楽を完成させている。
つまり、コンセプトなのである。
上記の《作風》《宙明節(ちゅうめいぶし)・宙明サウンド》より。
気になるのがエンディング曲。
「チェストー♪チェス!チェス!チェス!」
擬音の使い方が独特にあり、理論的に当て嵌まっているのだろうか?
(これ・・擬音じゃないわ、確かに宙明節。)
「とお!」と同様に「ちぇすとお!」である。
破裂音が戦闘に向いている言葉(発音)であること。
「とお!」「たあ!」は『仮面ライダーV3』の方が明確に使用されていますね。
参考:@
『「チェスト」の意味は?掛け声は鹿児島弁?語源は?英語「chest」は?』
偶然にも『チェスト』は、日本語・英語共に存在する言葉であり、意味合いには諸説あるようです。
参考:A
『掛け声『チェストー!』の意味や語源を調べてみた』
武士道の完成から、更なる派生したものかと思われる。
『大和言葉』の様式の1つにあり、結果的に言霊にも通ずるものとなっている。
考慮しておくこと:
英語を大和言葉としてカタカナ表記することは可能であっても、英語本来の微妙なニュアンスまで捉えることは不可能である。
何故なら、軸が大和言葉であるから。
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《音楽・特撮から見た大和言葉(言語学):A》
48音(一般には50音?)には意味があることは、以下の動画で知りました。
『ひらがなにも意味がある! 実は極めて高度な「日本語」【CGS 縄文のコトダマ 第3回】』
https://www.youtube.com/watch?v=0GRTQZvNwZc
8:40あたりから。
鼻音は柔らかいイメージが出る。
反対に破裂音というものがありまして、息を破裂させるように出す。
『か行』と『た行』
「かあ!」とか「たあ!」とか「とお!」とか。
主に戦闘状態で発揮される発声とは、気合いを入れる時の掛け声のことであり。
英語がネイティヴの場合、単語の語尾に「たあ!」とか「とお!」の発音は、省略しているように思える。
寧ろ、緩い(弱音である)のが通常であるかと。
(『た』行でも『ち(ちぇ)』がここに入るのかは、分かりません。)
つまり『道』に於ける型である。
比較した際に、48音(50音)の概念を欧米人が知る由もない訳である。
ヒット、ビート、ショット、パンチ、シュート、確かに英語の場合、語尾は弱音の『た行』である。
攻撃系に多い単語なのは、考えすぎだろうか?
他にはゴッド、レッド、キャット等々。
余談として:
【CGS 縄文のコトダマ】の第7回・第8回・第9回・第10回は要らない回。
一気に胡散臭くなりますので、ご了承ください。
・・・
さて、渡辺宙明氏の音楽性、及び当時の特撮全般に言えること。
BGMは完成度の高いプログレ(電子音楽込み)にありながらも、クラシック調も垣間見える。
「クラシックの作曲?」
「それくらい、作ろうと思えば作れますよ。」
と、謂わんばかり。
そこが瀧廉太郎のような姿勢にも見えるのである。
特撮を活かし、敢えて子供が観て喜ぶような楽曲を中心に据えること、その音楽性には意図されている。
渡辺宙明氏が開拓の位置付けと選んだものには、独特な理論を感じ取ることが出来る。
内包は同時に『教養』というものに主眼を置いて併存していることは、言うまでもない。
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目次:
【西方見聞録《音楽》】はこちら ( No.1 )>>1
【国内編《音楽》:@】はこちら ( No.2 )>>2
【国内編《音楽》:A】はこちら ( No.3 )>>3←←←《関連項目はこちら》
【国内編《音楽》:B】はこちら ( No.81 )>>81
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【色々と役に立つ情報:@】はこちら ( No.53 )>>53
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