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>>119 俊汰

…おや、嫌だったかい？（　薄々気付きながらも悪戯めいた口振りに、けど確信付かなくて。嫌な気持ちにさせたかもしれない、と触れさせていた片手を彼の頭から浮かし、遠のかせ　／　不安そうに顔を覗き込み　）
少し羨ましい…そうなのかい。
甘いのが好きな人は他に居るから、恥じる事はない。うん、分かったよ（　甘党でない自身の前でも、人其々だし、自信を持って堂々としていれば良いよ、と諭して。彼の言葉通りに、先に半分へとしておいたフィナンシェを口にし、美味しいねと呟いてから、笑い掛け　）
はは、いいこ、か。
俺の好きなものかい…菓子類なら甘さ控えめであれば割と何でも食べるけれどね、また思い付いたら教えるよ（　応えようとするも、困ったように眉を下げ、苦笑を溢して　）
色々って其れは何があったのか聞いても良い事なのかい？
あぁいや、俺もいきなり触ってすまない
（　聴かせてくれるだろうか、と彼の顔を窺い　）
けれども、カモミールティーも良いね。其の時間に会えたなら、楽しみに期待しているよ（　カップを口に付け、ほっと息を吐く。其の時間に会えるとしたら、と微笑んで　）