大人雑談掲示板

【 追憶と秘密の宝箱 】
日時: 2024/10/20 12:40
名前: 執事長 (ID: MrY5jOgD)


 ようこそ、お越し下さいました。
 今まさにスポットライトを浴びて輝いていらっしゃる方でも、既に舞台を降りた方でも、グランギニョルの演者様であるならば歓迎いたします。

 交流や展開におけるご相談や、PFに記載し忘れた、若しくは新たに浮かんだ小ネタや設定、屋敷での小噺等、御座いましたらご自由に。

 此処は宝箱。偶に覗いた怪物が、貴方様からの伝言を見つけたり、或いは大切に仕舞ったりするやもしれません。


>演者様以外は、宝箱の鍵を持ちません。どうか、どうかご了承を。

Page:1



Re: 【 追憶と秘密の宝箱 】 ( No.1 )
日時: 2024/11/30 18:08
名前: 執事長 (ID: VXkkD50w)


開放するにおいて、一度上げさせて頂きます。

Re: 【 追憶と秘密の宝箱 】 ( No.2 )
日時: 2025/04/20 00:59
名前: パステル (ID: hoeZ6M68)

こんばんは、参加させていただいております、パステルです。
なりきり掲示板のほうがロック状態でメッセージを送れないため、続きの文章がやっと書けました旨をこちらでご連絡させていただきます。

Re: 【 追憶と秘密の宝箱 】 ( No.3 )
日時: 2025/04/28 19:50
名前: 執事長 (ID: xZu/Vm5r)


■補足

>屋敷の存在は神隠しとして人間界に秘かに伝播しているか


 いわゆる都市伝説ですとか、そういったオカルトの類に黒薔薇の屋敷を当てはめたくない、というのが当方の拘りでございまして…!あの場所は人間の力では一切関知できない一種の神域や秘境の様なものですので、"怪物が人間を攫って喰らう黒薔薇の屋敷があるらしい"と風の噂で囁かれているような、俗世間的なイメージは一切該当しないものとして捉えて頂ければ幸いでございます!あくまで神秘、あくまで耽美な世界観を守るためにもご了承下さいませ…!

>屋敷の時間間隔にズレはあるか

 
 長命な怪物と短命な人間は同じ時を歩むことは出来ませんが、刻まれる時間は互いに平等なものです。だからこそ生まれる切なさや葛藤も当スレの醍醐味かと…!また、屋敷で過ごした一日が人間界での一年だった――みたいな浦島太郎状態にはなりませんので、その点もご留意頂ければ幸いです。無論、一度屋敷に攫われた人間は、人間界には絶対に戻れませんが。

>隷属ルートについて


  この場合は人間ではなく眷属となるので短い寿命からは解放され共に生きていけるという事です。なんの小動物に変身するかは契約を結んだ提供によりますが、人間の頃の記憶などはなくなり、姿も形も元のように戻れない。本来自分だけのものであるはずの記憶すらも、忠誠の証として主に捧げることとなりますので、人として生きた記憶は全て消滅いたします。ですが消滅というよりも、自分の手を離れて主の元に預けられる、といったニュアンスが近しいです。ただ、屋敷で主たる提供に抱いた感情だけは、眷属に転生しても引き継がれます。例に挙げるのであれば、「贈り物を見ても何の記憶も蘇らないが、主に向ける感情だけは溢れ出る」というイメージになります!

>人間用の個室について


  そこだけで生活が可能なワンルーム。アメニティも毎日補充されますし、衣服の類もいつの間にか洗濯されています。食糧に関しては使い魔を経由しなければ手に入れられず、毎日決まった時間に使い魔が食事を運んできます。酒や菓子類をご所望であれば、その旨をどうにかして使い魔に伝える必要があります。ただ使い魔の主はあくまで怪物たちですので、人間の皆様の要求に素直に応えるかどうかは定かではありません。使い魔から手に入らないものは大きく分けて3種類あります。それぞれの内訳は、@人間界でも入手しにくい(希少価値が高い、べらぼうに高価、等々)もの、A魔界のもの、B人間界で手に入るけれど、怪物たちが唯一美味しいと感じる特別なもの。逆に言えば、これ以外の簡易な日用雑貨は使い魔経由で入手した、という事にして本編に出して頂いて大丈夫です!その線引きが曖昧なところもあるので、その都度確認して頂けるのが一番確実だとは思うのですが、それもお手数でしょうし、あくまで対価無しで手に入るボーダーラインとして頭の片隅にでも置いておいて頂ければ幸いです。

>使い魔の言語について


 使い魔が使用する言語は特殊な魔のものであり、怪物⇔使い魔間でしか通用しません。しかし人語を解することは出来ますので、人間に呼び掛けられれば反応しますが、彼らは人語を聞き取れても発音は出来ません。ですので、使い魔⇔人間間では実際の会話は出来ません。

Re: 【 追憶と秘密の宝箱 】 ( No.4 )
日時: 2025/05/14 19:49
名前: 九尾の狐 / ---   (ID: NCmapTWN)



 出口のない迷宮のような黒薔薇の屋敷、地の底の地獄を彷彿とさせる、その更に地下深く。
 蝋燭の灯り一つない真っ暗闇は、夜闇とも違う湿った禍々しさを宿していて。
 月光さえ届かぬ屋敷の最奥、四方を黒に囲まれたその場を、星を失った宇宙空間とでも形容しようか。
 ふとキラリと光ったのは、山吹色の吊り上がった双眸。ぴちょん、と雫の垂れる音がした。

「――相も変わらず、貴様は悪趣味だのう」

 一寸先も見えない、虹色を煮詰めた様な黒の向こう側。吐息が漏れるような笑い声が木霊した。

「そうして嗤うておるのかえ、哀れな家畜の成れの果てを」

 また控えめな一笑。真白い睫毛に縁取られた鋭い吊り目が、不快の形を描く。

「…もうよいわ。元より貴様に解など求めておらぬ」

 此方を小馬鹿にするように喉を鳴らす音、鳴り止まぬそれを露骨に嫌悪する。
 手にした扇をバサリと開いた音はいやに攻撃的だが、特に意味のない行為だった。然し、闇の奥に鎮座する見えざる者の注意を引くことは出来たようで、不愉快な笑声は止んだ。

「何時までも帝王を気取るな。光は在るのだ、この呪われた屋敷にも」

 しん、と一瞬の沈黙。次いで、爆発的な呵々大笑。
 ぐわんぐわんと直接頭蓋を揺らすような、極めて癪に障る哄笑を睨めつけ、くるりと踵を返す。
 ――精々今のうちに嗤うておけ。大人げなく零しかけた捨て台詞を寸での所で呑み込み、パチンと音を立て扇を閉じた。


(怪物サイドの独り言、お目汚し失礼致しました)

Re: 【 追憶と秘密の宝箱 】 ( No.5 )
日時: 2025/05/20 15:07
名前: 執事長 (ID: Uvi/D0Iy)


■補足

>怪物への対価に"未来の約束"が適合するか

 答えはYESなのですが、全てはその約束の内容に依ります。本当に実現可能なのか、怪物にとって代償と認め得るほど魅力的な内容であるか。この2つを満たしていれば、受け入れてくれる怪物がほとんどです。

>「全知のカリギュラ」で屋敷の秘密・屋敷の外を見る事は可能か

 こちらも同様にYESでございます。魔法の鏡は気紛れゆえ、確実に質問に答えてくれるとは限りませんが、それを知りたいと思う理由や熱意には応えてくれる可能性があります。また、屋敷の外、に関しては、魔の外界ではなく、屋敷の外観や庭園等の全貌が明らかになる形となります。

>人間の爪や髪は修復されるか

 人間の身体が持つ自己治癒能力で回復できる範囲の損耗は、問題なく修復されます。爪や髪ももちろんいつも通りに伸びますし、定期的に使い魔が(伸びた分を切る程度の簡易な)散髪を提案します。

Re: 【 追憶と秘密の宝箱 】 ( No.6 )
日時: 2025/06/21 12:54
名前: 執事長 (ID: VnoP1T29)


■補足

>部屋の中の描写や使い魔が用意してくれるものはある程度演者様が自由に描写してOKか

テーブルや椅子等どの部屋にも最低限備え付けられているようなものに対しては勿論OKです。怪物と交流していく中で貰ったお花を飾ったり装飾品を強請ったりしてインテリアが充実してゆくイメージであり、お屋敷に攫われてきたばかりの新入りの部屋は(家具の類は高級品であるものの)大変殺風景です。自室についてさらに補足させていただきますと、あくまでも演者様方は怪物の食事の為だけに選ばれた存在であり、つまり自室=生き餌を仕舞っておく檻、というイメージです。ので、生活に際して必要最低限のアイテムは高級品が揃っているけれども、娯楽品の類は一切部屋には存在せず、入手したければ使い魔ではなく怪物にお願いする必要があります。使い魔が用意するのも毎日決まった時間に運んでくれる食事、等々生きていくための必要最低限のものばかりですので、例えば酒や菓子類、つまり嗜好品をご所望であればその旨を使い魔に伝える必要があります。ただ使い魔の主はあくまで怪物たちですので、人間の皆様の要求に素直に応えるかどうかは定かではなく、使い魔より親しい住人にお願いしたほうが話が早いケースもあります。

>自室だけで衣食住が完結するという解釈でよいか

ご認識の通りです。アメニティは毎日補充されますし、衣服の類もいつの間にか洗濯されています。食事についても上述の通り、使い魔によって完成されたものが等しく用意されます。勿論綺麗なバスルームも備え付けです。こちらも補足ですが、『自分の食事は自分で作りたい』という要望に対しては、獲物に与えられた自室には料理をするための設備が存在しないです。理由は繰り返しになりますが、獲物の自室は必要最低限の檻であり、食事は使い魔が用意するため料理をするための設備は必要ない、という事になります。しかしデフォルトがそうというだけであって、自炊に拘りがあるのなら住人にそういった設備が欲しいとお願いをして、聞き届けてもらえるだけの対価が用意できれば演者様だけのキッチンを手に入れる事も可能です(食材の類は毎日使い魔に配達してもらえます)。演者の皆様に共通しているのは、最低限かつ平等な殺風景な部屋を住人との交流によって個性に染めていくイメージです。

>黒薔薇屋敷には現代的な家具は存在せず全てが魔法で賄われているか

全てが魔法で賄われているわけではないですが、私達のリアルのような現代的なものは皆無とイメージください。例えば、屋敷内には映画館がありますが、映像を投影するのに現代のようなプロジェクターではなく映写機を使ったりするイメージです。科学よりも魔法重視の世界観であるというニュアンスを頭の片隅に置いておいていただけますと幸いです!

>住人について

大前提として住人のほとんどが獲物に期待することは“良き糧”となってくれることであり“食べ物から愛される”ことを最初から望む者は稀少(というよりそんな事考えたこともない)という世界観ですので、怪物から“食べられたがる”のではなく怪物を“愛したがる”という特性は、若し居ましたら噛み合わない部分があるのやも…と懸念しております(とはいえアッシュなんかは『ニンゲンのフレンド』を喉から手が出るほど欲しがっていたりする者もいます)。怪物を恐れるではなく寧ろ愛そうとする獲物の出現に困惑する住人の方が多いでしょうが、それを踏まえて親和性がありそうなのは似た者同士なマリーシュカ、独自の博愛を謳うユギン、誰でもいいから好いてほしいアッシュ、甘い言葉と押しに弱いミゲル…等の面々でしょうか…。誰を見繕うのが相応しいかいまいちイメージを掴みきれておりませんが、気になる住人を順繰り指名いただきながら道筋をゆっくり定めていただければと思います。

>初夜での捕食以外のルートの進め方について

選んで貰った1人の住人を台風の目として様々な住人を巻き込んだ一幕をきっかけにぐっと演者様の存在の掘り下げが進むと、ぐぐっと物語の歯車が回った感がありますね…!なんとなくの終末が見えた状態での交流もまた切なく心に響くものがきっとあるのでしょう…!心ゆくまで様々な住人と夜を繋いでいっていただければと思います。

>住人たちは他言語を理解出来るか

回答としてはYESとなります。というのもお屋敷での交流中に使われている人の言語がどの国の公用語かはかっちり固定しておらず、住人たちが問題なく演者様方とコミュニケーションが取れるのはどの国の言語であっても問題なく翻訳される仕組みがあるとご想像ください。外国語を使う、という点を演者様の特徴にしたい場合は、その旨をプロフィールやロル内に記載いただければ住人側も「あれ、なんか聞き慣れない発音の言葉だなあ」程度の違いは認識させられますので…!
日本人で言うところのあまりキツくない方言の差くらいの認識で、発音のアクセントに違和感を覚えるような反応になるかと思われます。第二言語をカタコト判定させるのもきちんと描写さえいただければ勿論OKです!
因みに実は「ウーミン」は「无名」、つまり名無しを意味する中華ネーミングでして…!彼女が堕天する際に色々あってこの名前になってしまったのですが、もし中華系のキャラと交流が実現した暁には中華系キャラにとって母国語の響きに似た名前であることが何かしらのリアクションの誘発剤になるやもですかね。

Re: 【 追憶と秘密の宝箱 】 ( No.7 )
日時: 2025/06/21 14:12
名前: 執事長 (ID: 6AakIVRD)



【 過去に完結したのか、もしくは未来に始まるかもしれない物語 】


――生前、飼い主に可愛い、可愛い≠チて目一杯愛されながら一生を全うしたペット達は、天国の門で天使に名前を聞かれた時に「 わたしの名前はかわいい≠ナす 」って答えるんだって。
それって堪んなくキュートで、…すっごく幸せだよね。

ニューヨークの資産家、その待望の一人娘として生まれた私は、自分の名前――ジャネットって呼ばれるよりも可愛い≠セとか綺麗≠セとか言われた回数の方が多いかもしれない。
どうしてだか、金持ちの妻はいつだって目がちかちかするような美人ばっかり。家族写真を見るたび、父に似なくて良かったって心からホッとする。


幼稚園から大学まで、男も女も大人も子供も、どいつもこいつも私に夢中で一人の時間に焦がれるくらいいつも誰かに囲まれてた。
私はその辺の外見だけ綺麗で中身は伽藍堂な一山いくらのビッチちゃんとは訳が違う。頭の回転も早いし物覚えもいいし、殆どの科目でB以下なんて取った事もない。
だから、難関ロースクールでもマドンナの座は当然私のもの。
私はすべてを手に入れた強い女になりたかったから、お金だって自分の力でたくさん稼いでみせるって決めてたの。
高額な学費すらスナック菓子を買うみたいにぽんと払ってくれた父の傍らで、母は私に女の貴重な若い時間をテキストと向き合って過ごさせたくなかったみたい。
今思えば、母は私に嫉妬していたのかも。だって、母は美しいけれど父が居なくなれば路頭に迷う伽藍堂側の人間だから。

志高く進学した私が全く講義に出なくなったのは、金髪のスリックバックが良く似合う背の高いセクシーな男にスカウトと称して名刺を渡された初年度の冬頃だった。
だって馬鹿馬鹿しくなったの。
必死に机に齧りついて勉強して弁護士資格なんか取らなくたって、よっぽど手っ取り早い稼ぎ方があるって彼が教えてくれたから。
私の綺麗なお顔と恵まれた肢体でポージングをキメさえすれば、衣装だってセットだってあっちが勝手に用意してくれる。私ってなんてプライスレスなのかしら。
私が表紙を飾った雑誌は悉く飛ぶように売れたし、世のティーンエイジャー達の流行を支配してるのはいつだって私。
私が美味しいと言ったものはどんなにゲロマズでも誰もが買い求めたし、私の愛用する香水の匂いが地下鉄に充満してた頃もあったわ。
でも、私は馬鹿じゃないからどんなに破竹の勢いでブレイクしてもいつだって謙虚さを忘れなかった。
勝手に私をライバル視してくる女の子達には惜しげもなく美容法を教えたし、贔屓にしてるスタイリストだって紹介した。
まあ、所詮土台が違うから私と同じ武器を使ったとしても絶対に私には敵わないって知ってたからだけどね。

そんな驕りを神様に見抜かれたのかな。
撮影中、私の頭上に灼熱の照明が落ちてきた。
誰かに仕組まれたとか、本当にただのアンラッキーだったとか、そんなのどうでもよかった。
私の揺るぎない価値だった容姿がもう二度と元に戻らない事に比べれば、悪意も不幸も些末な誤差よ。
でも、私は自分の生き様や努力をいつだって発信し続けてきた。
例え外見が醜く歪んだって私は私、中身は何にも変わらない。
それを示しさえすれば、私がメディアの中に築いた地位を守れるだろうだなんて、…本当に世間知らずだったわ。
そんな甘い考えが打ち砕かれたのは、私が治療を終えて焼け爛れた顔面と不自由になった左腕を吊り下げて新聞の一面を飾った時。
美しいものを見たときに観衆の誰もが甘い吐息を吐くようなざわめきは、まるで白昼の下バケモノを見てしまったようなどよめきに生まれ変わった。
罵声。嘲笑。無遠慮なシャッター音がこんなにも不快なノイズに聞こえた事は今までになかった。
街を歩いてるだけで注がれる好奇の目線が、こんなにも屈辱的に思えた事なんて…。

二十四時間いつだって憤慨してて、いつだって絶望してるのに、その捌け口だけがどこにも見つけられなかった。
この歪んだ姿で生き恥を晒し続けるくらいなら、いっそタイムズスクエアのライブカメラで生中継しながらセンセーショナルに頭を撃ち抜いて死んでやろうと思った。
――パサリ。
錠剤とかコスメとかクレカとかで散らかりまくったシーツの上に、奇妙な便箋が落ちていた。
絶対にさっきまで無かったのに、と怪訝に思いながら手に取って、上質そうな黒い薔薇の封蝋を剥げたスカルプネイルの先で壊した。
「 ……最悪。この薬、飲み合わせ悪いとか聞いてない 」
今夜お迎えに、だなんて白馬の王子様でもあるまいし。
澱んだ部屋の空気に溶け入るように瞼を下ろして微睡に身を委ねた先、次に目を覚ましたのは全く知らない場所だった。
自分のお気に入りで埋め尽くした筈の部屋が全くもって殺風景に塗り潰されて、豪華だけれど味気ない室内を冴え冴えと照らし出す月光に無遠慮なフラッシュの光を思い出して眉間に力が籠った。
響く、ノックの音。
安全かどうか分からない未知の空間で、扉一枚隔てた向こうに自分の知らない何者かが存在していて明確に自分を訪ねてきている。
その状況の不気味さに戦慄を超えて吐き気さえ覚えながら震える声で応答し、扉を開いた先には――絵本かカートゥーンで見たようなモンスターが立っていた。


そいつは私に様々な事を次々説明していった。明けない夜、檻代わりの自室、使い魔?とかいう給仕の存在、そして私が此処に攫われた理由。
何もかもが信じらんなかったから素直にそう言ったら、そいつは魔法としか思えないような事を私の目の前でやってのけた。
窓ガラスを一度粉々に割ってから、またすぐ綺麗に元通りに戻したんだ。
――――待ってよ。魔法…魔法が本当にあるんなら、あのガラスみたいに私の容姿だって――…!
ぶわり、冷めきった体内が熱を取り戻す気がした。希望に似た何かが、自分の中に萌芽したのが分かった。

「 私の容姿を元通りにして。完璧に戻せたら私を食べていいから 」

考えるより先に出ていた言葉。
怪物が獲物を食うタイミングを獲物が支配できる筈もないのに、……流行を支配していた頃の悪癖かな。


(顔も中身もつよつよなのにどこかしら危なっかしい女性。こんな演者様とお話してみたいという願望でもありますので、お暇繕いまでにジャネット(仮称)のバックグラウンドや基礎人格を使用してキャラメイクしてくださる方がいらっしゃいましたら大歓迎させていただきますという…泡沫のような庶幾を宝箱にて消化させていただきます)

Page:1



スレッドをトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 5000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。