大人なりきり掲示板

Re: 東方おねショタ郷 ( No.114 )
日時: 2017/01/18 00:01
名前: ダモクレイトス  ◆MGHRd/ALSk (ID: 0RpeXsSX)

>>113

 ある種、男の中の男ですね(汗

 そうですねぇ、ほら、やっぱり便利な能力です。不便な能力持ったパルパルが嫉妬ビーム出してる。
 そして、雛に勝手に因縁つけてきて、神様と元神様での2pになるんですね。

 咲夜さんとかアリス、慧音先生などとも応用ができそうですね。パッと思いついた感じですが。

 安定のチルノである……リグルの隣の席ということは個人的には、ミスチーとサンドイッチ。そうか、字が書けないか。記憶喪失としては末期的なレベルっぽいですね。


――――――――――――――

「えっと、リグルちゃんはあんなだけど、皆が華扇君を悪く思っているわけじゃないから、えっとね。仲良くしようね?」

 ぎすぎすしたリグルに少し後ろめたい目を向けていると、今度は自分の日取り隣りにいた鳥の羽(鴉のような文の羽とは違う、雀のような羽)をした薄紫色の短髪の、フリル付きスカートを着た少女が話しかけてくる。穏やかで優しそうな顔で、口調も柔和だ。

「えっと、君は?」
「あっ、はい。ミスティア……ミスティア・ローレライです。友達の間ではミスチーって呼ばれてます」
「じゃぁ、ミスチーって呼んでいい?」
 
 自己紹介しながら握手を求めるミスティア。アウェー感が強かったが、優しくしてくれる人がいた。それも近くに。これを機に一気に好感度をと、手を取ろうとしたところ。鋭い声が横から走る。

「……ミスチー? どこの馬の骨とも知れない人間なんかと、なれ合わないでよね?」

 リグルだ。目つきは鋭くて、かおを汚物として見ているのがよくわかる。どうやら、汚い男が、彼女に触るなとでも思っているのだろう。

「リグルちゃん……貴方こそ、そうやって敵愾心ばかり向けたって、どうにもならないよ? 慧音先生の授業でもならったじゃない? 手を差し伸べるほうが歴史を修正してきたってこと」
「各面通りに受け取りすぎだよミスチー! とにかく私はこいつとなれ合う気は……」

 諭すように言うミスティアに、強い口調で反論するリグルだが。途中で歯切れが悪くなる。言葉を遮り机に目を落とすリグル。かおとミスティアは怪訝がる。

『あれ? 何だ? こいつを眺めているとなんか……心臓の動悸が⁉』
 
 そのころ、リグルは戦っていた。全身を迸る体感したことのない感覚と。そして我慢できず席を立ち教室の外へと足早に進む。明らかに尋常じゃない表情を浮かべていた彼女を2人は心配そうに見つめるしかなかった。
 
「どうしたの? リグルちゃん?」
「……どうしたんだろうねリグル……」
 
 顔を見合わせ、首を傾げあう2人。そんな中、教室の扉を開く音が響く。それと同時に始業のチャイム。どうやら1時間目が始まるようだ。教師と思わる人物は女性だった。精緻な人形のような美貌を持った金色のショートボブ。青のワンピースと白のケーブが瀟洒な雰囲気を醸す清楚な服装。幻想郷にきて、かおは自分の周りには美しい女性が多すぎないかと悩んでいたが――

『どうしよう。文も霊夢もレミリアも慧音先生も椛も夫々美人だし、ミスチーも可愛いけど……この人はっ』
 
 教卓に立つと女性は辺りを見回し、一つ咳払い。そして――

「さて、新しい生徒がいるみたいね、私の名前はアリス。アリス・マーガトロイドよ。新人の子は自己紹介お願いいただけるかしら?」

 軽く自己紹介をする。黒板には赤字で担当科目名が書かれている。
 
「えっと、魔法の森に棲んでいる魔法使いのお姉さんだよ。時々、人里で人形劇をしてお金を稼いでいるんだけどね、その傍らで臨時教師として寺子屋でも科学を教えている人なの。凄い美人だよねぇ……華扇君、見惚れて勉強できないとかないようにねぇ」

 補足するようにミスティアが、彼女についての紹介をする。しかし、かおはほとんど聞こえていない。完全にミスティアの懸念の通りになっているといって良いだろう。

「華扇君! 自己紹介! アリス先生に自己紹介!」
 
 耳元で叫ぶミスティアのおかげで、かおは我に返るのであった――


―――――――――――――

 そういえば、トイレに直行したであろうリグルとアリスはすれ違ったのではないだろうか……