大人なりきり掲示板
- Re: 東方おねショタ郷 ( No.118 )
- 日時: 2017/01/19 22:33
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: 7PvwHkUC)
>>117
ついに生き物扱いである。
厄のほうはぬるぬるとまとわりつく感じ、嫉妬のほうはうねり吸い付くような感じ……名器というやつですね。
まぁ、生みの親でもないし、能力の本質を私が決めるのは無粋ですし、私は君を応援するしかないですね。
もはや日課。この節の落ち担当に使いましょう♪ まぁ、幽香さんの素敵な奴隷ですので、間違いなくリグルはMでしょう(^◇^)
そうですね。さとりんは常に殿方の思考の先を行き最善のプレイを提供してくれそうです。
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リグルと別れてほどなくして、休憩時間が終了した。最強のHチルノは馬鹿だけど気さくで親分肌な、氷という属性があってない少女で、その相方の大ちゃん(大妖精の略で大ちゃんが普通だが――ダイナちゃんという名前を当用・ダモ小説でそうしてる)は、理知的なブレーキ役で優しくてお節介。ルーミアは最後まで一言もしゃべらなかったけど……そうか、そういえば、あの場面に居合わせたなと思い出す。午後の授業は5時間目が慧音先生の歴史で、最後の時間がルナサ・プリズムリバーさんという、これまた臨時教師枠のさっぱりした金髪の似合う、シックな黒い服装をした品とミステリアスさを持った女性で、担当科目は音楽だった。どうやら、本職の傍ら、いろいろな場所で特別講習をして、幻想郷に音楽を広めているらしい。精力的で格好いい女性だと思った。
「上手く行くかなぁ」
「華扇? まだ1日目なんだから気を張りすぎないでいいと思うよ?」
そんなこんなで1日が終わり、ミスティアたちと挨拶を交わし、疲れてへたり込むかお。どうやらミスティアたちはチルノと一緒にかくれんぼをするらしいので、誘われたのだがさすがに今回は無理と断った。皆、初日は気を張るよねと遠慮してくれた。小さな見た目の子たちなのに意外としっかりしているなと感心していいのか、悲しんでいいのか。そんな彼に話しかける声。飴玉のような優しく響くおっとりした聞きなれた声は、フランドールのものだ。どうやら心配しているらしい。
「あはは、今日はちょっと疲れちゃったなぁ。フランは1人でおうちに帰るの?」
「いいえ、本当は1人でいいと思うのだけど、お姉様が何分お節介でね、咲夜がいつも迎えに来てくれるわ。咲夜だって毎日朝から晩まで大変なのに……」
「咲夜……さん?」
フランの強さなら、紅魔館までの道程で敵に絡まれてもどうにでもなるだろう。逆に相手に同情したくなるくらいだ。そもそも有名な吸血鬼レミリアの妹として知れ渡っているし、危険など皆無と言っていい。自分の命を賭してまで彼女を打ちたいようなものは幻想郷にはいない。なにせスカーレット姉妹は恐怖の対象ではあるが、大切な存在を奪う、ようなことはしていないから。
話としてはそうなのだが、やはり妹思いの姉レミリアのことだ。外の世界を見てほしいと送り出したはいいが、結局は心配らしい。どうやら、フランドールが名前で呼ぶ程度には、紅魔館でも地位が高い、言い換えれば実力のある存在を常に迎えに送っているらしい。彼女からすれば、その人は働きすぎでそちらが心配になるそうだ。
「そう言えば、貴方は知らないわね? 咲夜ったら、なぜか貴方がいるときはいつもいないんだもの」
咲夜をかおは知らない。それにフランドールは瞠目するが、しばし目をしばたかして過去を振り返ると、ため息をつく。そういえば、いつもかおが来たとき彼女は忙しく掃除したりしていたが、たとえ意図的にかおを避けているとはいえ、レミリアの命令なら、フランといれば嫌でもかおと対面するだろう。咲夜には悪いが、とフランは微笑む。
「何? フラン?」
「あと、3分教室で私と一緒しましょう?」
「……えっと、何で?」
「私もね、かおを咲夜に紹介したいから。大丈夫。時間には厳しいメイドだから、絶対にあと3分で来るわ」
そして、かおの頬を優しくなでてフランは言う。時間に厳しい人か。怖い人なのかな、とかおは身構えてしまうが、時計を見ればもはや逃れられそうもない。しばしの間、見つめあう。沈黙の空間。そして、3分が経つと、コンコンと規則正しいノックの音。
「来たわね」
かおはゴクリと唾を飲む。願う。怖い人ではないように。
「お嬢様迎えに上がりました」
音もなく扉を開ける咲夜と思しき女性。声はクールで棘がない品のある感じだが。
「あっ」
かおは思わず声を漏らす。
『今日1日で、どれほどの数の新しい美人に合うのだろう……アリスさん、さとりさん、ルナサさん』
「どう? 咲夜は美人でしょう? 紅魔館自慢の娘なんだから」
今日会った女性たちを思い出し吐息を漏らす。目の前には夕焼け色に照らされた青を基調としたメイド服を着た白銀の美しい髪の麗人。知的な美貌が匂い立つ長身の美女――