大人なりきり掲示板

Re: 東方おねショタ郷 ( No.140 )
日時: 2017/01/30 11:02
名前: ダモクレイトス  ◆MGHRd/ALSk (ID: Ft4.l7ID)

>>139

 待て待て待て……いっぱい書いてくれるのは嬉しいけど、そこまで書けないから。精々連続させたって2つ位だから。
 ご要望のうち1つか2つまで、だと思います。
 っていうか、輝夜さんは何なんだ(汗
 キャラの年齢に関しては今に始まったことじゃないですし、どうでも良いでしょう(オイ


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 激突した炎は、永遠亭の屋根を抉り、着弾して数瞬で大爆発を起こす。大質量の火柱が空まで届き、煌煌と輝く。その熱炎を吹き荒ぶ一陣の風がかき消した。そこには宙に浮く女性。永遠亭にいる主要人物は4人と聞いているが、今まで見たことない人物だ。ちらりとかおの方を振り向き笑う女性。目があった瞬間、かおの心臓は脈打ち、頬が赤らむ。

 ――「かたち清らなること世になく、家の内は暗き處なく光滿ちたり。世界の男、貴なるも賤しきも、いかでこのかぐや姫を得てしがな、見てしがな――確か、あの女性医師――永琳――が、残りの面子について語った句だ。

「美しい」
「……たははっ、女すら魅了しますからねぇ」
「いや、本当。ありゃぁ、ズルい容姿だよねぇ。国宝だわ。三大美人だわぁ」

 ストレートで、腰より長い程の黒髪で、玉響のように美しく揺らめく。服は上がピンクで、大き目の白いリボンが胸元にあしらわれており、服の前を留めるのも複数の小さな白いリボンである。袖は長く、手を隠すほどであり、左袖には月とそれを隠す雲が、右袖には月と山が黄色で描かれている。扇子を口元に添えた佇まいは、静かで気品に溢れ、何より気高い強さを備えている。切れ長の漆がごとく黒い瞳には確かな覇気が宿り、薄紅色の美しい口紅は男を惑わす。かおは絶句する。普段見慣れているであろう、レイセンやてゐもまた、うなずきながら彼女を自慢げだ。どうやら、彼女という存在に仕えている事自体が彼女らにとっての1つのステイタスになっているらしい。

『それも分かるな。なにせあの気高さと美しさ……』

 そう脳内で思った瞬間に輝夜は、かおの視界から消えた。そして次の瞬間、鬱蒼(うっそう)と広がる竹林から強烈な光が弾け、竹林の一部が炎上する。流石にヤバイと思ったのか、先程までのんきにしていたレイセンが動き出す。

「行っちゃった。てゐはいかないの?」
 
 竹藪(たけやぶ)を蹴り、張力で移動速度を上げ駆け抜けるレイセンの後ろ姿を見ながら、てゐに問う。

「輝夜姫とゾンビウーマンの戦いなんて、あたしに止めれるわけないじゃん?」
「えっ? ゾンビウーマン?」

 軽い口調でてゐは一言。かおには少し意味がわからず、疑問符を浮かべたような表情。そんな彼の意など知らぬ存ぜぬのマイペースなてゐ。彼女は長く生き、自分の立場と力を熟知している。だからこそ、相手との差を図り違えることもない、ということなのだが。

「君は気にする必要ないよ。まぁ、気楽にしてなよ――10年や20年のことじゃないんだしさ」

 緩い笑みを浮かべててゐは言う。君は他に幾らでも気にすることがあるだろうという風情だ。最もそれはそのとおりだ。あの守矢の神々が諦めたとは思えない。近いうちに攻め込んでくるかもしれない。もしかしたら既に先遣隊など送られているのかもしれないし、紫たちの戦いを円滑に終わらすために、妖怪の山など傘下に置いている最中かもしれない。紫が危惧していたことだが、かおとしてもそれはあり得ると思う。しかし、もしそうなったら、文や椛たち天狗やにとりたち河童も敵に回るのだ。

「まぁ、そんな神妙な顔をしなさんな。若い子がそんなだと年寄りは悲しくなる」

 優しい口調でてゐは呟く。表情はそれなりに真剣だ。

「…………年……寄り?」
「妖怪ってのは見た目なんて記号みたいなものでね。これであたしは1000を有に超えた時間を生きてるんだ」

 どうみても幼女であるてゐが年寄りとは……とかおは思い問う。失念していたことを思い出す。そういえば、紫も2000年位生きているらしいし、文だって1000年を超えるらしい。諭すような彼女の口調は優しく、頼ってくれと訴えているようで、眼差しは自分の世界を護るためには、かおが必要なのだという想念が感じられる。普段おちゃらけている人物だからこそか覚悟の表情が美しい。

「君は、台風の目だ。我々も幻想の世に生きることとなり、最早それから逃れられない。君を破壊して操る守矢の思想に共感は持てないから、あたしはやっぱり永琳に与する」

 事情が分からないが、身方として信じてほしいということなのだろうと思う。言葉を紡ぎながら、てゐは肌を晒す。

 なぜ――という疑問は持たない。離れないという決意の表明なのだろうと思う。だから止めようとはしない。薄紅かかった美しい柔肌が覗く。時折響く轟音や地鳴り、竹林を焼く弾けるような響きさえBGMで体中が熱い。文たちと交わったあの日を思い出す。

「僕、下手だよ」
「だったら、お姉さんが、色々教えてあげる」

 1回に4人も相手にしたとは言え、今までに経験は1回なのだ。かおは恥ずかしそうに言う。それに対し、「私が初めての相手じゃないのか」とでも言いたげな表情を少し浮かべるが、すぐに余裕を取り戻し蠱惑的な笑みを浮かべる。

 瞬間、世界がクリアになった気がして――世界にたった2人のような気がして、そんな酩酊(めいてい)感の間にかおの褌(ふんどし)は地に落ちていた。接近し、手を回す。背の低いかおより更に10pは小さいてゐは、少しかがみ彼の乳首に唇を添える。音も立てず舌先だけで、そこを責め立てると、かおはすぐに敏感になり、呻き声を上げた。

「世界でたった2人みたいね」

 てゐは歌うように言葉を紡ぐ。

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 ファーストオーダークリア!