大人なりきり掲示板
- Re: 東方おねショタ郷 ( No.70 )
- 日時: 2016/12/20 21:59
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: 7PvwHkUC)
>>69
あれ? 展開が早い。もう少しかお君とはたての会話を書きたかったのだけど。
――――――――――
『文っ!? あややややっ、って目の前の奴の口癖だ! おちつけ……落ちつけ私。素数を数えろっ』
慌てふためきながら、文のいる方とは逆に飛ぶはたて。弓矢がごとく強風を穿つような速度は凄まじいが、どこか不安定な感じでかおは不安になる。ここは少し相手の精神を安定させよう。このままでは自分が追い風で窒息しそうななので、かおはそう判断するが。
「ちょっ、ちょぼっ」
風の壁に防がれて声すら出せない始末だ。というか口を開けた瞬間に喉に濁流のように風が舞い込んで痛い。
「何で逃げるんですかぁ? やましいことをしているんですかねぇ?」
しかし、それは長くは続かない。文ははたての速度を軽々と追い抜き、はたてを抱きとめた。そして、彼女の耳元でささやく。
「なんのことかなぁ。文ぁ、あたしとあんたの中なんだし後ろめたいことなんてないんじゃないかなぁ。昨日だって体の隅々まで」
「あややや、幼気な少年の前でそんな話は駄目ですはたて! でも、それとこれとは話が違うのでは?」
はたての声は震えていて、そもそも何の反論にもなっていない。
「あっ! あんなところに幻想郷の賢者がっ!」
「そんなのにひっかかるわけがないでしょう?」
ボディーブローがさく裂した。
『僕は何も見てない。女の子同士の醜い争いとか知らない』
ゴポォと嫌な音がしたかと思うと、はたての抱きかかえる力が落ちていく。そして、かおは文の肩へと添えられた。
「はたて、すみません」
「地獄の果てまで呪ってやるぅ」
まるで死にゆく者の遺言を残して、はたては落ちていく。
「それにしてもかおさん、相変わらず軽いですねぇ。ちゃんと霊夢さんにご飯作ってもらってますかぁ?」
――――――
次の話で、場面転換して、ルーミアを出したい。