大人なりきり掲示板

Re: 東方おねショタ郷 ( No.88 )
日時: 2016/12/25 20:49
名前: ダモクレイトス  ◆MGHRd/ALSk (ID: 7PvwHkUC)

>>87

 そう? まぁ、痛覚もなければ行為による快感もなくなりそうですしねぇ。そもそも、魂も傷つけば死ぬものと思いますが。それは解釈の違いですね。

 OKです! では、私から書きますね。

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 視点変更――

 文は旋風のごとく凄まじいスピードで移動していた。しかし不思議なことにかおは苦しさを感じない。明らかに彼を拉致した烏天狗よりはるかに早いはずだ。景色の流れ方でわかる。

「気になりますかぁかおさん? なんで息苦しくないか?」

 見越したように穏やかな声で文はかに問う。どこか少し表情がニヤついているのは、自信があるからなのだろう。彼女との付き合いは短いが、彼女は理由もなく自信をひけらかさないタイプだ。それでいて多くのときにあのしたり顔をできるのは、よほど酸いも甘いも経験しているのだろう。そうかおは考えながら、気になるから首肯する。

「風です。風神……私そう呼ばれてまして、君に当たる風の量を調整させてもらってます」
「そんな繊細なことをできるなんて凄いねぇ」

 文の答えにかおは素直に驚く。文は満面の笑みを浮かべて。

「伊達に1000年生きてませんよ」
「成程ぉ、お姉さんだなぁ……って、1000!?」

 驚きで頓狂な声が出る。文は張りのある白い頬を恥ずかしそうにかきながら、失言だっただろうかと黙り込む。

「凄いなぁ。僕の数十倍生きてるんだね文は!」

 素直な彼に文は母性本能を擽られるのだった。婆婆とか言われるかと身構えてしまった自分がいたりするのだから。

「あと一飛びです。行きますよ!」
 
 気恥ずかしさを紛らわすように彼女は言う。そして先程より更に飛ばす。

「うびゃあぁぁぁぁっ、いっ息があぁぁぁ」
「あやや、すみません!」

 調子に乗ったことを詫び、速度はそのままに風の調整をし直す文。いつもの張り付いた笑みとは違う、自然な笑顔が浮かぶ。

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 えっと、あの白狼天狗さんの名前教えて?