大人なりきり掲示板

Re: 東方おねショタ郷 ( No.92 )
日時: 2016/12/29 16:46
名前: ダモクレイトス  ◆MGHRd/ALSk (ID: 7PvwHkUC)

>>91 

 彼の者は彼という意味ではないですよぉ。あのお方とかって意味です。

 えっ、それは最初から分かっています。ただまぁ、痛みを感じないということはいいことばかりではないので、それはそれで危機感が他者の目線から語られる感じで面白いかもですね。

 ありがとうございます。

――――――――――

『だっ、誰もいないんじゃないんだなぁ……なぜだか、なぜだか知らないけど河城にとりさんが近くの茂みに……』

 文たちが行為をしている傍ら、茂みの向こう1人の河童――河城にとり――は居た。本当にたまたま偶然いた彼女は、頬を紅葉真っ盛りの赤紅葉のように染めてともそれば出そうになる悲鳴を必死で押さえていた。

『朝のはよから何やってるのよおぉぉぉ』

 こちとら夜勤明けで帰る途中だってのに、と油まみれになった青い作業着を見つめながら胸中で愚痴る。しかし、そんなにとりを尻目に行為はエスカレートしていく。

「ほら、少し強めますよ。スピードも上げて行きましょう」

 文はそういうと、自分の胸を以前よりさらに強く押し付け、先ほどより早く前後させる。すべすべで柔らかくて適度に暖かいそれにほぐされる一物は、ビクリと脈動し――

「でっ、出るっ! あの白いの……」

 かおが言うや早くそれは飛び出す。そして白濁の液体は文の顔へと飛んだ。彼女はそれを驚きもせず受け止め、垂れ下がっていく半液体上のそれを舌で舐めとった。

「んっ、濃いですねぇ……スッキリしました? それとも――」
「ねぇ、文。また、硬くなってきたよ」
「あややぁ、こりゃぁ、続戦確定ですね」
 
 自分の谷間の中で休む間もなく大きくなるそれを感じて、文は蠱惑的な笑みを浮かべる。その時だ。いきなり何かが文の頭上を飛び抜け、気に命中したのは。頭の上を見上げると剣が刺さっているのが分る。白狼天狗に支給される安価なダンビラだ。

「白狼天狗は目が効きますねぇ」

 そう言って、ダンビラが飛んできた方へと文は向き直る。そこには、白銀の頭髪をオールバックにした左半分を赤い隈が入った仮面で覆った長身痩躯の、冷静そうな顔立ちの女性白狼天狗――師走要(しわす かなめ)――が立っていた。

「貴様、白昼堂々何をやっているのだ……」
「いやぁ、要、これはですねぇ」
「やること自体は止めないけどな。やるなら、もっと気の利いた場所もあるだろう?」
「あっ、はははっ」

 相手が要で良かったな、と文は胸をなでおろす。彼女はまじめに見えて融通が利くというか、むしろ緩い性格だ。彼女が言っている気の利いた場所というのは、昨日かおを招き入れた場所のことで、正式名称は雛鳥宿――天狗たちの交際施設――という。

「では、そこでこそこそ覗き見している、夜勤明けの可哀想な河城にとりもカモン」

 文とかおが訝る中、要は左手にある茂みに弾幕を放つ。「ひゅぃー」という妙な叫び声をあげて小柄な女性が茂みから飛び出してくる。河城にとりその人である。どうやら最初から覗かれていたようだ。それをしてかおは顔を赤らめ、流石の文もそっぽを向く。

「やっ、やあ、ははっ……はははははっ、ははっ」
「流石、要の目を操る能力は隠し事ができませんねぇ……」

 普段、色々と疚しいこともやっている時分。ぞっとしない文であった。涙目ながらに笑うにとりを、拉致同然に抱えて要が先に飛ぶ。ふと途中で止まり、彼女は下を見下ろす。かおたちが服を着るのを待っているのだろう。こうして、不思議な一行が完成する。