「ッ、!…クソッ!……!?何故、御前、が…」(逃げる手段を取られ思わず舌打ちする。何か武器は、そう思い辺りを見渡すそれと同時に見つけてしまった。先程リリアに懇願していた男性女性と同じ様に、無様に欲しいと願う部下が。国にいた頃はあんなにも国を愛し絶対に守ると決心していた彼奴が。有り得ない、視界がチカチカと光る。脳も限界を迎えていて、これ以上は危ないと警告を鳴らす)