「んはは、勿論。俺も欲しかったり…あ、無理?まー良いよ良いよ、ゆっくりどーぞ?」彼は至極当然の様に、瞳を閉じて笑みを浮かべていた。其れは、何も見えはしない事を顕著に示す為か。彼は至極当然の様に、飴以外の言葉に対して返答はしなかった。其れは、自分の世界を相手に触れさせない為か。先程の彼の声色が今の彼の声色に変化したのは、何の為か。