「…もう無理、色々無理、俺が壊れる前にさっさと帰って来てよ由生さんんっ…」二秒も持たずに涼はまた座り込んだ。若しかしたら、いや若しかしなくてもなのだが、涼は後先を考えないタイプの馬鹿なのかも知れない。その姿を見ていると思わず腹を抱えて思い切り笑ってしまいそうになるのだが、おっと失敬。まあ其れは其れとして置いておき、忍耐力がまともに鍛えられていないからだろうか?我慢と言う言葉がどうにも苦手な様子だ。