「んえ?は、外してくれんの?」流石の涼でも動揺し、先程の話題に対して返信するのも忘れた上に少しばかり間抜けな声が出て仕舞った。とは言えどこんな窮屈なものを外して貰えるならばそれに越した事は無い。何となく言っただけで外して貰えない、と言う展開を考えてもいないのか期待と好奇の眼で不思議な表情を浮かべている相手の瞳を覗き込む。