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>>13
【有り難うな！　此処でも宜しく頼むぜ！長くなったが、くももが返しやすい長さで良いからなっ！】

アラン「んんっ..、...んー？」

　何処かで聞いたことがある声に、意識が浮上してくるもまだ寝ていたいのか軽く唸るが、瞼を閉じたまま、ふと疑問に思う。

(あれ、何で女性の声がするんだ？　あれは確か夢だった気が)と口には出さないものの、内心では確かに夢の中でこの声の女性と話したことはあったけど。と思考を巡らせるも優しく揺さぶられて、瞼を開けて彼女を見つめ返すも、状況が分からずぱちぱちと瞬きを繰り返して

「これは夢の続き...デス、カ？」

　女好きで女性慣れしている筈のアランだが、仕事以外で家に上がらせた事などなく、至近距離というのもあってか、今まで感じたことがない緊張に自然と普段使わないようなしゃべり方、片言になって彼女にこれは現実なのか？と聞いているようで、彼女の頬にそっと手を伸ばし触れようとしていて。