楓花「……え? 怖くないよ? なんかの本にラミアはそうゆうものだって書いてあったのを覚えてただけだし、晴人は悪いことする子じゃないんでしょ?」怖くないのかと聞かれて一瞬キョトンとすると、最初に警戒していたのはすでに忘れたようで、なぜ怖いと思うのだろうかと不思議そうに首を傾げそう尋ねる。「うんっ。お願いしていい?」晴人の方を向いていたが、コクリと頷くと彼に背を向けて、梳かすように促す。