15歳以上向け小説投稿サイト「大人小説☆カキコ」。超本格派から秘め事・過激な小説まで！

「っあ、ん…？」
朦朧とする意識の中では相手の言葉などは断片的にしか聞こえなかったらしいが、僅かな痛みが唇に走ったのは流石に解った様子だ。其れは今の自分に取ってただの違和感でしかない。例えとして青年が「もうお前は大人だ」と親や先生から言われるのと同様に、首を傾げる事しか出来ないこと。皮肉な捉え方をするならば、下らないこと。でもなんだか頭の中が段々とふわふわしてくる。思考を巡らすのが面倒臭い。蓮太郎は思う。あぁ、なんかよくわからないけれど、もういっかあ。