いちもり。様了解ですっ、では始めますね。「……寒い」 知恵はいつものように公園に帰ってくると屋根つきのベンチに腰を下ろす。することもなくただそこに座っており、いつのまにか日が落ちて夜になっていた。夜はいつになっても寒いのかベンチの上で丸くなり、腕を軽くこする。