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>>63

一守「こらこら、そういうのは先生にするものでは無いぞ?......ん?さ、さり気に先生を変態と思っているのか!?」
相手の行動に不思議そうにしジッと見つめる。故に自然と谷間が目に入り、不意を突かれた様に少し顔を赤くして
一線を越えてはいけないと自分を説得し、少し時間を取り落ち着きを取り戻せばゆっくりと上記を述べ、続いて捲し立てる様に変態ではないと言い

「..あ、良いぞ?このままお主を放置するわけにも行かぬし、来るが良い」
ようやく本題に戻る。来るのは全然構わないと強く言い

いちもり。様
「ふふ、先生だいすき」
　一守が顔を赤くしたのは予想外だったが、少し嬉しそうにする。変態ではないと否定する彼に自然と笑みが溢れた。
本題の自宅への訪問が許可され、知恵は顔にはハッキリ見せないが、かなりの安心感と何か暖かいものが心を占めていた。礼を言って知恵はギュッと彼に抱きついた。触れる彼女の手や頬は死人のように冷たく、一守の体温を吸い取っていく。