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>>憑さん

｢ど、どうですかー…すごくないですか？｣

そ、そんなに驚いてない…？
案の定自分の予想の斜め下、遥か下の反応でこの後の自分が練っていた通りではない展開になり、どうこれから繰り広げようか戸惑い

｢こうなったら…えるちゃん、そっちの世界に行きますーっ｣

焦った結果、段階を飛ばして彼の世界の目の前に飛び出すことを決意した。これが奥の手だったのに。
ぱぁあっと画面から光が溢れ、それが消えたと途端に、彼の横にひょっこり現れて見る。どうだ、これは驚くに違いない。



>>茜空さん


｢はい、ご主人さまっ｣

この1週間のうちにネットを経由して色々なことを調べて尽くしたのだ。これでご主人様もよろこんでくれるかなぁ。
元気良く返事をすると、まずボディーソープを手に取り、それを胸で泡立てる。適度な泡加減になったら、それをご主人様の背中に押し付ける。

｢ご主人さま…気持ちいい、です？｣

これはネットで見たことだが、どうだろうか。これで悪い、なんてことはない。ご主人様がどう褒めてくれるか、それを今か今かと期待して、犬が餌を待ちわびるかのようにして目を輝かせる。
より細かく丁寧に洗えるよう、ぎゅうっと抱きしめて上下に体を動かす。