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　「っ…わ、わかった。」
　最後の一言が刺さったが、隣の席に座りどこを教えてほしいの?と聞いて

夢借様
「……？」
「何やってるんだよ」
凉樹は不思議そうにするも知原はクスッと笑って日南の頭をわしゃわしゃする。

エヴァミリ
「ここ……」
わざと講師でも解きにくい難問を指す。

　「えーと…?ちょっと待って…」
　難問をつき出され必死に答えられるように考えていて

エヴァミリ
「まさか理科なら『何でも』教えられると言っていた先生が、解説はおろか分からないなんてことはないですよね」
凉樹は考えている間も煽るようにいう←

　「そ、そんなことないじゃない…」
　　図星なようで、もうお手上げ状態だった

エヴァミリ
「良いですよ。元々それは解く気なかったんで」
凉樹はその様子にクスッと笑って言う。

　「じゃあ、教えなくてよかったのに…」
　力を無駄に使ってしまったことに対して、ため息をついて
その問題を解くのをやめてしまう

エヴァミリ
「止めちゃうんですか？」
凉樹はクスッと笑って頬を撫でる。

　「もう、帰りたいから…」
　頬を触られるが、帰る、これ以上いるとまためんどくさいことに巻き込まれるので
立ち上がって、帰る支度をする。

エヴァミリ
「帰るんですね……」
凉樹は少し寂しげにして言う。

　「でも、まだ古神先生が起きたいから…もう少し教えてあげられる」
　相も変わらず伏せている先生を見ると襲ってこなくて安心しているようで

エヴァミリ
「……じゃあ、お願いします」
それを聞き内心嬉しそうにして言う。

　「…今度は、少し簡単なのにしてね?」
　　先程みたいな失態はおかしたくないと思い

エヴァミリ
「分かってますよ。これ、できますか？」
凉樹はクスッと笑った後、標準タイプの問題を指す。