>>51「声、かけれなかったなぁ」 ユウは移動教室に向かう途中で思う。 放課後迄には声を掛けよう、そうしよう。 ユウはそう思いながらその場で深呼吸し、胸の中の教科書、ノード、筆箱を抱き締める──>>52 二人が移動し、教室に辿り着いた時に本鈴が鳴る。 何とか間に合った二人は教科書、ノートを取り出す。 ユウも何とか移動教室に間に合い、授業を受ける。 今日も大変な一日が始まりそうだ。 そう思いながら机に教科書、ノート、筆箱を置き、教師が来るのを待つ──