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衛宮「大丈夫じゃないです！万が一傷が残ったら…！」
自分が悲しくなる、喉から出てこようとした言葉を飲み込む。しまった
冷や汗がたらりと頬を伝う。誤魔化す様に探偵社の方向へ歩きながら
「と、取り敢えず社に戻りましょう…」
あぁ、顔が見れない。どんどんと熱が下がっていく気がする。気持ち悪いと
思っただろうか、軽蔑しただろうか。男に此処まで心配されるとは快く思わ
ないだろう

王間「お、良いねぇ、そういうのが欲しかったんだよ」
ニイッと笑い爪を槍で防御すると隙を見て相手の横腹に蹴りを入れる
強くしたつもりは無いが、蹴り飛ばされていたので強かったんだろう。
まぁ良い、きちんと構えてやった方が良いだろう。相棒である朱槍を指先
で撫でれば相手の姿をよく確認する。成程、あれが耳に聞く人虎か