衛宮「何だと………ッ、そこまでして奪う気か…!」(はぁ、熱を孕んだ息が喉を通る。暑い、目元がじくじくとして目が潤んでくる。いつの間にかマフラーがズレていたらしい、媚薬の効果がついた霧を吸い込んでいた様だ。今は彼を救う為に戦わねばならないのに、体が可笑しくて集中できない。夫婦剣が手から滑り落ちそうになる)