>>106「……はぁ、そうかよ」餓鬼っぽい、と言われるのは昔から度々あった。けれど、自分では直したいけど直せないのだ。自分は“一応大人”だけれど、中身は子供なのだろうか。怜は慣れているような桑崎の動きを暫し見つめる。左足首に繋がれた鎖を見れば、「足に付けんのかよ」と愚痴を溢した。