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>>95
来羽様

早十「......何時もなら言いませんから驚くのも無理ないでしょうか。」

　遊真にはギリギリ聞き取れないような声音で遊真の驚いたような反応にぼそりと呟いて抱き締めるような状態を止めて目を細めると

「では、気分がてら森林浴でもしましょうか？　ずっと部屋に居たら体に悪いので。」

　勉強を早十が中断させるまでずっとやっていた遊真を褒めているのか、優しい手つきで梳すように頭を撫でつつ真っ当な理由もつけて誘うように言っていて。


>>96
ゆうりん様
影虎「......は？　何言ってんだ、俺はお前の私情まで聞いたりはしない。　健康面だろうが、お前の身を心配しているんだ、死んだように牢屋に居られても困る、大人しく過ごす分には良いが。」

　怜の言葉に間の抜けた声が出るもすぐさまやれやれと、怜の言葉に困ったような顔と自分の後頭部を掻くような仕草をしつつ、誤解だと云いたげにはっきりと告げる。

　流石に其処までするのは取調室位か警察だろう。看守は別だ。寧ろ違うと其所は分かって欲しい所でもあり其処まで勘繰りを入れる野暮な事はしないと断言したって良い。とそんな思いを抱きながらも怜を投獄する檻の前に着く。