大人なりきり掲示板

Re: 【3L/指名制】この人生を復讐に捧ぐ 【募集中】 ( No.20 )
日時: 2017/10/03 22:57
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: fE.voQXi)

エヴァミリ
「……!」
 零士は大学へ行く道をいつものように歩いていた。仄かな鉄くさい匂いが鼻を刺激し彼は不快感で眉を寄せて鼻に手を当てる。匂いのする方へ視線をやると、十代なかほどのマスクをつけた人物がいた。
 肩にかかるほどの白髪には黒いメッシュが入っており、服からは白く細い手足が伸びていた。おそらく女性だろうか、マスクで表情は見てとれないが、少し高めの笑い声を漏らしている。マスクを除けば普通の女性だが、彼女は一つ異様なものを纏っていた。赤い液体のついたその服は、誰がどう見ても『事後』であることを連想させる。
 零士は出会ってしまうも、あえて声は出さずに驚いた顔だけを彼女に向けていた。



二人って、初対面かな?



茜空様
「……お前が風邪を引いて困るのも俺だ」
 帰るように促されるが、零士は頑なにその場を離れようとはしない。もちろん彼は少女が風邪を引くことで困るようなことはあまりない。それでもそう断言した。
 さきほどから雨の匂いに混ざって少し鉄くさい匂いが鼻を掠めている。少し不思議に思いながらも、今はそれを頭の隅に置いておき再び言葉を紡ぐ。
「俺の家に来い。タオル貸してやる。雨が酷くなるようなら雨宿りにでも使え」
 貸すというだけで、初日に彼が少女に与えたような介抱はしないつもりだということを遠回しに言った。