「...ちゃんとこっち見ろよ」ずかずかとシュバルツの方に歩みを進めると、相手の顔を手で挟んで自分のほうに向かせる。多少乱暴だが、さすがにここまで避けられるのは悲しかったのだ。「...あ、ゴメン」すぐに我に返って手を離すと、再び自身の首元の傷を隠すように手で覆った。またやっちまった...と、思いつきで行動してしまう癖を恨みながら、