「....じゃあ、いいよ。きみには特別にお試し用をあげるよ」クスクスと笑うと籠から金平糖の入った小さな瓶を彼に渡す。何時もならしない行動だが、きっとお得意様になると信じてその瓶を渡した。「.......また欲しくなったらここにおいでよ。僕はここで待ってるから.....それじゃぁね」そう言って微笑むとそのまま彼が来た道の反対方向を歩いていく