将軍様「上條君、まだいたんだ」 てっきりすれ違ったのかと思って帰ろうとしていた千広はビニール傘を片手に声をかけた。友達から借りたのか、持ち手に別の人のネームタグがつけられていた。傘を開けようとしたところらしく一度それをもとに戻す。