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「上も下も苦しい？　でも、止めない」


　そう吐いてからフッと笑うと何故か優しいキスになって
彼のモノを更に激しく弄っていく。
自分よりも体格の大きい相手がこんな風になっているなんて
改めて考えるとどんな状況だ、とも思えるが
今の俺にはそんなことはどうだっていいんだ。
ただ目の前の男を……男をいじめているだけだ。




「やることは終えましたし、文様の部屋へ向かいましょう。お手を引きましょうか？」


　ため息を吐きながらそれからそう声を掛けると手を差し出す。
あぁ、こんな純粋な文様を無茶苦茶に出来る。
そう考えただけで興奮して理性が飛びそうで。
悪い笑みを堪えるのが大変だ。早く、早く、部屋へ連れてしまわねば。


　ふぅーん、そうなんですか。SMか、あんまりわからないんですよね。
　堕ちたら何をしよう、焦らしたくなったなぁ。後は何が良いんだろう。