>>6>>34千里「……あ、どーも」 開けられた扉の方には先日の火事でお世話になった消防隊の方か。火事のことも少し思い出してしまう、いや思い出す。怖かった。しかしそれは過去の不安。今は家がないという不安の方が勝っていた。だからか少し暗い目で彼をベッドの上から見ているしかなかった。