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>>49
　前回の説明が悪かったです。千里が申し訳ないですよそんなの。
みたいなことを言っているので何度もしつこく言ってあげて！
っていう意味でした、伝わってなく申し訳ないです。

>>50

千里
「……いえ、あの。本当にありがとうございます。
忙しい中、来て頂いて……」

　不安げにそう言う。瞬きは多くなるし、目を合わせられない。
ふぅー、と溜息つけば今後について考える。
まぁ、金はあるから良いか。そう割りきって、彼が出るのを待った。
誰かと話せるのは有り難かった、あの出来事を。死の淵を味わった。
あれを簡単に忘れる、いや思い出さないことなんて出来ないのだ。
会話でそれは多少は紛れた、だがもう彼に迷惑は掛けられない。


　多分、ここから切り返すのは難しいのでそちらが退出したら
明日にします、また訪ねてください。
千里が退院となり、出ていくのでそこを……お願いします。
……これって一緒に住んだ方が宜しいのかな？
それとも別の機会であって、あっ……って何かを感じるとか？
別の現場で逢うのは展開的に無茶苦茶かもしれないですし
妥当なのは……放浪していた彼にたまたま会うとかですかね？


　バレンタインだと……ほー、わいには関係ないお祭りやーい。
ふーぬ、そういうものか。
チョコなんて貰わないしアルフォート大好きだしな……。
まぁ恋人さんのためにも頑張ってくださいとしか言えないな。