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>>52
【お久し振りです。スレ主様が戻って来ただけでも俺は嬉しいので、拙いなりですが、此方こそ宜しくお願い致しますね。】

アメリア「ほんとっ？　ありがとう！」

　もう何度目になるのか分からない位、ヴィランセや他の人に道を訪ねているため、快く引き受けてくれたヴィランセに先程とは違い心底安心したような笑みをして礼を言う。

　ヴィランセの言葉に耳を傾けつつ、指し示した方を見るもうーんと、ピンと来ないようで首を傾げるが、二人でと云う言葉に思わずヴィランセを見て

「っうん、案内お願いしますっ」

　嬉しさからか、その場で二回ぴょんぴょんと跳ねると同時に衝動のままぱっとヴィランセが指し示していた手をとり、改めてもう一度感謝の意を込めて言うと確かとヴィランセが先程言っていた道順を思い返しつつも指し示した方に歩き始める。

　しかし、ヴィランセが話掛けるまでアメリアは迷って右往左往していたのと此処に着くまでの体力と気力が大分削れていたのでヴィランセが案内してくれその上一緒に行けることの安心感で気が抜けたのか今更ながら今までの疲れがきて心なしかゆっくりとした足取りと瞼を閉じる回数が増えていて。