茜空様「そうだな……そうするか」 明原は了承するとコーヒーを飲み終えてキッチンに持っていく。コップを洗いながら、彼女に目を向けて再び口を開く。「そのあと、ラブホでも行くか?」 にやりと口許に笑みを浮かべて。琉季様「う、うん……。懐かしいね……」 匠の言葉に夜鳥は短く返し、そらしていた目を彼へ向ける。自分より一回り大きい彼の手をギュッと握る。歩きながらも彼女は公園が視界に入って思わず呟いた。