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>>104
碧煌「....懐かしい....か」
少し寂しそうに笑いながら呟いて

月影「....まぁ、そりゃそーだ、僕が君に敬語を使ったのなんて一回だけだしね」
うんうんと頷いて言い

>>105
碧煌「....お嬢ちゃん？どうした、まだ帰って無かったのか？なにか、あったか？」
戻ってきた遊幻に驚き、そう聞いて

>>106
まるで宝石のような涙を溢しながら子供のように泣く彼を見て内心焦りを覚える。
どうして泣くのだ、なにか悪いことをしてしまっただろうか。あぁ泣き止ませなければ、その麗しい瞳が涙で溺れる前に。

「...泣かないで、君が泣いたら俺はどうしたらいいか、分からなくなってしまう。」

だから、どうか泣き止んではくれまいか。そんな風に泣かれてしまうと、昔を思い出してしまう。泣いてる顔など見たくないのだ。
そう思いながら手拭いを取りだし、柔い肌の上に流れる綺麗な涙をそっと拭っていく。
愛しい愛しい君の涙を見ると、心が引き裂かれてしまいそうだ。
そんな想いに苛まれながら、涙を拭っていく。それが自分に出来ることだと感じながら。