大人なりきり掲示板
- Re: 【BL.NL】神と交わした約束を【指名制.募集中】 ( No.449 )
- 日時: 2018/01/29 23:57
- 名前: 枢木 ◆qPaH7fagTg (ID: mbAUzuHW)
>>446
多分そのうち外れてくる、と思います。
大丈夫ですよ! 話しやすい話し方が一番ですからね〜。
杏子「ん?」
ふと、声がかかる。その声に俯きがちだった顔を上げてみれば、いつの間にか人が現れていた。「わ、」と思わず驚いたように声を上げ、少し後ろに手をついてしまうも、ようやく人に出会えたという安心感がすぐに満ち、怯えた様子などは見せない。
辺りを見るに通りすがり、というわけでもなさそうだ。この神社の関係者だろうか。
「こ、こんにちは! えっと、あの、ここの神社の方、ですか?」
すくっと立ち上がって挨拶をすれば、なるべく笑顔になるように努める。しかし上手く笑えているだろうか。
いずれにせよ、孤独の中でこうして人に出会えたことは、まさに幸運かも知れない。そんな事を思う杏子は、相手が何を思ってこちらに声をかけてきたのかなど、気にかかることでもなかった。
来璃「ふぉ、」
反射的に肩がビクリと震わせ、綿菓子は手から滑り落ち、宙を舞って落下する。しかし驚きのあまりそれには気付かず、綿菓子が消えてしまったと勘違いするかのように、来璃はきょとんとした表情で数秒ほど両手を見つめる。そして数秒後、落下した綿菓子に気付くも眉一つ動かすことはなく、まだ数秒ほど相手を待たせると、ゆっくりと声の主の方へ首を向けた。
そこには一見女の子と見間違えてしまいそうな人物が立っていた。いや、来璃はその時「女の子だ」と考えていた。
「……ん、んー……えっと、こんにちはー」
決まりが悪そうに、けれど表情は変わらずに彼女はゆったりとした動作で綿菓子を拾い、頭を下げて挨拶をする。
”挨拶の一つでも”と言われたために挨拶を返したのだが、彼女はこの神社の関係者なのだろうか。そもそもいつからそこにいたのだろうか。様々な疑問が浮かび上がり、またきょとんとした表情で相手を見つめ返す。