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>>496
碧煌「....よしよし、じゃあ、行こうな」
色々準備を終えるとそう言って

>>497
碧煌「.....黒は、神ってものをどう思う」
世間話を振るようにそう聞いて

月影「...........人間に見間違う幽霊...？....それって」
やばいんじゃと考え、青ざめて

>>498
碧煌「.....そんな急かしてくれるな、ゆったりと行こうじゃぁないか、な？」
ふわっとした笑みを浮かべながらそう言う。少女の隣で、共に歩いているという、今、この瞬間が嬉しくて、笑みが零れ落ちる。一歩一歩、ゆったりと歩いて、少女と少しでも長く共に在りたい。そう思った。

「.....雑貨屋はこっちだな」
そう言って今度は此方が、少女を引っ張って行く。
これから少女と話す事柄を考えていると妙に心が浮き立つ。わくわくして止まらないなと小さく呟いた。


春「......俺は、神だ。神に名前を教えてはいけない。そうやって、昔教えた」
悲しそうな表情をする少女を見て、少しばかり焦った表情になる。
悲しませる気はなかったので、そんな表情をされるとは思っていなかった。

「......悲しませるつもりはなかったんだ....わりぃ...ごめんな」
こちらも落ち込んだように目を伏せる。少女は自分よりももっと悲しんだのだろうと想像すると更に落ち込んでいく。
あぁ、やはり自分は人を悲しませる存在なのかと泣きそうになってきた。