黒羽「ん…」嬉しそうに撫でられて詩夢「主様は名前を知っています。昔、この方とお逢いになられた時に、この方は名前を仰っていましたので。それでも今、名前を呼ばないのは失う時が怖いからです」淡々と冷たい声色で述べて紅澪「そう言うアンタだって知らねぇだろうなぁ…主が何10年愛し子を作らなかったか。主は自分のせいで存在を消す事を恐れ、神を信じた人間が来ても拒絶していた。……そこの彼が来るまでは」