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クロ「…ぁ…いや……大丈夫、、」
落ち着きは取り戻したが未だ不安定で少々詰まり気味に言葉を述べ“それより、早く帰ろう”と無理に普段の様な振る舞いを見せ相手に余計な心配をさせないようにして。
今度からは気を付けて言葉を紡ごうと内心思い、そして昔の両親との思い出に浸り“父さん、母さん……”と小さな声でﾎﾞｿﾘと呟いて

リリィ「私は今の所特には何も無いかなぁ」
と相手に予定を聞かれるとそう答えて。今の所は予定が無いからこそ何をしようかと考えていた所だったのだろう、買い物も良いけど息抜きで遠出するのも良いかも知れないと思いつつ相手を視界に捉えて。
「それで、何故予定を聞いたの？」
と疑問を問い掛けてみて

ユエ「……」
自身も予定は無いが口を開けば守護天使に訂正されるので黙っていて、唯2人の会話を聞くだけで混ざる気にはなれず聞き乍も幼少期の思い出が脳裏を過ぎり軽く頭を押さえつつ思い出に対して小さく舌打ちをする。そんな彼の様子を守護天使は見つめるが何も言わず、それでも克服して欲しいと思っていて