茜空様「あ、えっと……良かったらその、一緒に、帰りませんか……?」 五日はもしかしたら不機嫌かもしれない、と思いつつも不安そうな声で小さく言う。今なら多少は生徒の数も減っているから、並んで歩いて帰る、何てこともできるんじゃないかなどと淡い期待を抱いて。