トリップ付けました。それだけです。
>>157
悪魔
「あぁ、分かった。あの辺りなんてどうだ」
人気のないこの場所から近い寂れたビルを指差す。
人気のないところ、で少し警戒をするように相手と真っ正面に向き合う。
一
「あんな大きな声で喘いで……」
路地裏でイヤホンを付け、スマホから室内を確認する。
強さは弱のまま、焦らして上げようか。
本人は至って冷静のつもりだが、その思考はきっとSであろう。
無自覚の内にSになっていたなんて彼女は知ることない。
>>158
お希離
「きっと俺と同じ事を思ってるんだよ……俺はそう思いたい」
涙溢し続ける月影の両手をこちらもしっかりと握り締める。
君の温かさがこちらに染みて、体中が温まるような疑似感覚。
敢えて直接答えは出さずに間接的にそれを述べた。
月影の言葉ににっこりと微笑んで尚、手を握り締める。
麗白
「分からないもんは分からないんだ。だから、殴れよ! 」
相手の言葉に、相手の溢れる感情に、こちらも感情的になった。
そんな奴じゃ無い筈なのに、冷静で冷たくて、優しさなんか無くて。
なのに、人間相手に涙を流しそれを拭われてるなんて。
こんなにも感情が揺れて揺れ動いているなんて……我はどうしたんだろう。
嘘をついても意味がないと思い、正直に思うことを述べた。
これで君が傷付いてもそれは君の幻想だったのだ。
我はそんな奴じゃない、君の妄想したような奴ではないこと。
さながら子供のように殴れよ! を泣きながら、言っていた。
>>159
新縁蒼先生
「俺なんかでよければ相談にのりますよ」
少しの沈黙、そして持ち掛けられたのは相談。
相手を安心させようとしているのか、自然に出てくる笑み。
人に頼られる、のはとても嬉しいことだったが、
彼に信頼されているのはもっと嬉しいこと、勝手に前のめりな姿勢になっていた。