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ぐだ

そんな廊下ではロマニ・アーキマンと人類最後のマスターである藤丸立香が話をしていた。何処か心配そうな表情のロマニに対し、笑顔の立香。不釣り合いなその光景は異様と言えるだろう。

｢うん、ありがとロマニ｣

レイシフト時に負った傷の痛みを悟られないように普段通りの笑みを貼り付けながら包帯や痛み止めを受け取る。大したことないよ、と強がってみせるも実際の所立っているのもやっとだ。さっさとこの場を立ち去りたい気持ちでいっぱいだがロマニの心配を無下にすることも出来ず会話を交わしていて。



ギル

｢ 雑種 ｣
邪魔するぞ、とも言わずに扉から姿を表したのは よく顔の整った金の髪と赤い瞳が美しい英雄王。周回にも幾度となく連れ出され、不満が募っているであろう彼も流石にマスターの事が気掛かりらしく こうやって部屋を訪れていた。
ベッドに身を任せている姿を見れば、案の定疲れているのだな ということがわかり、そのベッドへと座って、