>>223梓「人間、誰しも嫌なところはあるわよ。私にも、貴方にも、きっとそれは仕方がないことだわ」クスクスと笑いつつも柔らかい声音でそう言えば、触れられた手からじんわりと熱を感じて嬉しくなり「貴方のお友達、気が立って周りが見えてなかったんじゃないかしら。何が大切か、何が最善か、何が尊いか。それはきっと時間をかけなきゃわからないもの」