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>>19
あると様

倉嶋「おん、此方こそ宜しゅう頼みますわ。」

　自然体のような笑顔を見て、緊張はなくなったことが分かり、にこやかな笑みを向けつつもいやー、生の視聴者からそないことを言われると何やめっちゃ嬉しいもんやなあと内心では思いながらも彩名の方を見て告げる。

逢坂「頑張るのは良いですが、気張らないようにしてくださいー。　あくまで君が自然体で時々"俺の指示"やカンペに書いてある指示に従って動いてくれたらそれで良いので普段通りにしてくださって全然良いのですよー。」

　彩名の方を真っ直ぐ見ながら何故か俺の指示を強調していて話す逢坂は、確認を取るようにプロデューサーの氷雨に　ですよねー？　プロデューサーの氷雨さんと氷雨の方を見て聞いていて。

氷雨「嗚呼、そうだ。　最初の収録は双方芸能人と視聴者として見て良いが、次からはそう見なくて良い、君なら相手の芸能人を芸能人として見るのではなく自分と同じ立場にいる人として見て扱ってくれたらそれで良い。」

　氷雨は、テーブルに置いてある企画書から目を放して逢坂の方を見てから彩名を見ると徐に口を開いて何の感情もなく淡々とした口調で告げると、分かったか？と口には出さないがそう言いたげな眼差しで彩名を見ていて


>>20
天狐様

倉嶋「本心からでも大袈裟に言った方が気分的にええと思うてな。」
　
　小さく笑ってくれた汐音を見てそれが自然に出た笑みだと何となく分かれば、少し安心したような顔を一瞬だけするもすぐにへらりとしまりの無い笑みをして落ち着きのある声音でさらりと言うも、一応本音だと念を押すように最初の方言っていて汐音が次に言った言葉に　

「出掛けるのも会うのもや....まあ、けど何や本間に久し振りやなあ。」

　音声さんに拾われないようにしかし、汐音に聞こえるようしてしみじみと何年ぶりやろかと云った具合で言い、汐音を見ると徐に手を差し出して。