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>>22
あると様

逢坂「じゃあ、番組の説明しますよー。　まあ、何時も見ていたら何となく分かると思いますが、片山さんが収録現場に入るのは最後、片山さんと同じ参加者の一色さんが入って再び赤いカーテンが開いたら入ってそこで軽く一礼か、五秒の間視聴者に向けて自分なりにアピールしてから目先にあるテーブルを挟んだ空いている椅子に座って下さーい。　あ、一色さんって云うのはこの人」

　この説明は要らないかなと内心では思いながらも相変わらず両手を組んだままで若干前のめりになりつつ、目を細め、毒を少しながら含んだ言い方をして彩名に告げると、両手を組むのを止めて一色さんの顔写真がついている契約書を見せて分かりやすく彩名が見やすいように逆向きに変えてから写真を指差していて


>>23
天狐様

「せやせや、全然音沙汰ないから気になってったんですわ。　まあ、こうして会えるとは思わなかったから少し驚いてしもうてな」

　君がこう云う仕事引き受けるのも含めてとまさか乗っかるとは思わず目をぱちくりさせてから嬉しそうに笑みを溢して、思ったまんまに口にする。実際、恋人役がまさか幼馴染みの汐音でその汐音がこう云った仕事を引き受けることにも驚き、正直今まで一番衝撃だったかもしれないと倉嶋は思うも、それは口にせずに笑う。

「？　よう分からんけど、汐音が云うならそうなんとちゃいます。　せや、お腹は空いとる？」

　汐音が手をとったタイミングで握るも自分の昔の行動は当然覚えてなく変わったと言われてもピーンと来ず首をかしげるも追求はせずに言いながらもそれとなく歩き始めつつ､思い出したように聞いていて。　お昼に近い時間帯だがお昼を取るには少し早いかとも思いつつ、汐音が空いてるんなら行こうと思っていて